連載「明るい公務員講座」の第21回(5月16日号)が発行されました。今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第4回目で、「書く技術」です。説明資料の作り方は、連載第6回と7回で説明しました。今回は、書く技術を上達させる方法です。いくつか注意点を示しましたが、なんと言っても、回数をこなすこと、そして前例のないような難しい文書を書くことが、上達の秘訣です。運動をするときも、練習せずして上達しません。そして、負荷をかけない運動は、なんの効果もありません。今回の内容は次の通り。
書くことは勉強、1枚にまとめることで頭が整理できる、相手の立場に立った文章、図表の使い方、メモ取りは難しい。
「やってみよ―職場の技能を磨く」は、あと2回続きます。その次は、第2章第3節「人は外見で判断される―身だしなみ」に入ります。原稿は粗々書き上げ、右筆と右筆補佐に手を入れてもらっています。
日にちが経つのは早く、次々と締めきりが追いかけてきます。困ったものです(苦笑)。
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明るい公務員講座
明るい公務員講座、第20回
連載「明るい公務員講座」の第20回(5月9日号)が発行されたようです。「ようです」とは、私はまだ実物を見ていないので(笑い)。執務室の引っ越しの途中で、郵便物が行方不明になったようです。転送手続きはしてあったのですが。でも、読者から読んだ感想が送られてきたので、発行されたのでしょう。
今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第3回目で、「話す技術」その2です。人前で話す、あるいは会話の途中や会議で自説を述べる。その際に、熱くなることはありませんか。アドレナリンが、多量に分泌されるのです。人前で話す際に上がってしまうことは、ありませんか。例えば結婚式の祝辞です。私は、このような場面では、上がることはありません。それでも、失敗したことがあり、その事例を本文で紹介しています(苦笑)。
実は、難しいのは話すことではなく、相手の話を聞くことです。私は、これが苦手です。結論がわかるので、相手の話をさえぎって、自説を言ってしまうのです。話しているときに「熱くなる」のも、話していることに問題があるのではなく、相手の話を聞いていない、聴衆の反応を無視して話していることが問題です。どうしたらよいか。それは、本文をお読みください。
これで、連載は半年続き、20回になりました。良く続いたものです。毎回、原稿に手を入れてくれる右筆にも、感謝しなければなりません。
明るい公務員講座、第19回
連載「明るい公務員講座」の第19回が発行されました。今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第2回目で、「話す技術」その1です。
しゃべることは、子どもの時からやっていますから、特段の訓練を受けなくてもできます。それが、間違いの元です。しゃべることと、考えを伝えることは、別のことなのです。親しい者の会話は、親密さの確認です。主語は必要ありません。「私はあなたが好きです」とは、言いませんよね。「好きです」でしょう。それに対し、仕事場での対話は、事実を正確に伝えることが必要で、主語と述語と目的語が必要です。「私は、第2案に賛成です」とか。あなたが思っているほど、意思は通じていません。あなたも夫や妻に、「そんなこと言っているんじゃないわ」と、叱られたことはあるでしょう。今回の内容は、次の通り。
話してみよう書いてみよう、話すことは難しい、会話と対話の違い、何を伝えたいのか、「雄弁は銀、沈黙は金」ではない。
ところで、先日お会いしたある町長が、「連載を読んでますよ。カーネギーは、私も大学の時に、恩師に勧められて読んだんです」と言ってくださいました。私は、「へえ、私は役人になってからです」と答えたら、「全勝さん、それは遅い」と、笑われました。
明るい公務員講座、第18回
連載「明るい公務員講座」第18回が発行されました。今回から、第2章第2節「やってみよ―職場の技能を磨く」に入ります。その第1回として、「職場の技能を磨く」です。本屋に行くと、たくさんのビジネス書が並んでいます。ビジネススキルに関するもの、自己啓発、リーダーシップ論などなど。並んでいるということは、それだけ需要があるということです。職業人は、それらを読んで勉強しているのです。今回は、それらの本の活用術をお教えします。内容は、次の通り。
参考になるビジネス書、技と心構えと、考えることと伝えること。
明るい公務員講座、第17回
連載「明るい公務員講座」の第17回が発行されました。今回は、第2章第1節「視野を広げよ―知識と判断力を養う」の第4回目、「知識の多さと視野の広さ」です。上司や先輩と話をしていて、その人たちがあなたの知らないことを知っていることや、思いもつかない発想を教えてくれることに、驚いたことはありませんか。私も、そうでしたから。あなたと先輩との差は、どこから生まれるのでしょうか。その要因と、あなたが少しでも早くそれを身につけるすべを、お教えしましょう。今回の内容は、次の通り。
あなたの知識は時代遅れ、知識の高さと広さ、知的好奇心と向上心を持ち続けよ、研修と自己啓発、新聞の活用法、視野の広さ、先を読む。
今回も4ページにわたる力作です。