日経新聞は3日から1面で、連載「働くニホン、現場発」を始めました。職場での変化を、取り上げるようです。私は、日経新聞のこのような連載や、社会面に連載される「サラリーマンのシリーズ」を重宝しています。
関心を持って読み始めたのは、県の課長になったときです。駆け出しの管理職として、よそ様の実例は勉強になりました。いくつか職員管理の本を読みましたが、そこに書かれている原則とか法則とかいうのは、あまり役に立ちませんでした。「大胆にやれ」と書いてあると思えば、次には「繊細にやれ」と、正反対のことが書いてあります。出世した人の話や成功例も同様です。
それよりは、これら連載の具体事例の話が、参考になりました。どこの世界でも、同じような悩みがあるのだなあと、安心しました。そして、民間の職場はこれら連載にあるように、さらに変化しています。それも勉強になりました。
さらにもう一つ、官庁の職場は変だということにも、気づきました。私が知っている職場は、霞ヶ関と地方自治体で、民間の職場は経験がありません。最初の頃は、公務員の職場の作法が正しいと思っていました。でも、それは天動説でした。だんだん、官庁の方が変だと気づきました。