電車に乗っていると、「おじさんたちは、貧しいなあ」と思うときがあります。
35度を超える猛暑が続いているのに、濃紺のスーツを着ています。白いワイシャツ、ネクタイはなし。上着を手で持っている人もいます。
それなら、上着はやめたらどうですか。あるいは、上着はもっと明るい色の、夏用のものを着るとか。
貧しいという意味は、二つあります。
一つは、濃紺のスーツしか持っていないのでしょう。財布が貧乏という意味です。それなら、妻と相談して、夏用の上着を買ってもらってください。
もう一つは、その服装をなんとも思わない、意識の貧しさです。昔の写真を見ると、そんな格好をしている男性は見当たりません。上着なしにするのか、羽織るなら夏用の上着にしてください。
濃紺のスーツなら無難という意識も、困ったものです。