12月5日の日経新聞1面「チャートは語る」は、「日本の設備 停滞の20年」でした。
・・・日本の設備投資の低迷が続いている。この20年間で設備の総量を示す資本ストックは1割たらずしか増えなかった。米国や英国が5~6割ほど伸びたのと差がついた。企業が利益を国内投資に振り向けていないためだ。設備の更新が進まなければ労働生産性は高まらず、人口減の制約も補えない。低成長の構造要因として直視する必要がある・・・
記事によると、
2001年から2019年までの経済成長率は、アメリカ2.1%、イギリス1.8%に対し、日本は0.8%です。その原因として、設備投資の低さが上げられています。
生産的資本ストック(ハードとソフト)の2000年から2020年の伸びは、アメリカ48%、イギリス59%、フランス44%、ドイツ19%で、日本は9%です。設備投資しないと、生産や売り上げは伸びません。
日本企業は、儲けていないわけではありません。しかし、お金を設備投資に回していないのです。ただし、海外には投資しています。企業にとって、日本が魅力のない国に見えているのでしょうか。