8月10日から、福島県楢葉町が、警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域となりました。宿泊はできませんが、自由に立ち入り、作業をすることができるようになりました。もちろん、インフラを復旧し、1年半の間、空き家になっていた住宅を住めるようにしなければなりません。
「除染も草刈りも、できていない」と書いていた新聞がありましたが、これからその作業ができるようになったのです。
8月10日の日経新聞が、福島県川内村を取り上げていました。川内村は、昨年9月にその大部分の地域が、警戒区域が解除されました。これまでに戻った住民は、26%です。しかし、商店や事業所は、約40%が営業を再開しています。
地域の復興には、インフラと住宅の復旧、各種サービスの再開、働く場の確保の3つが必要です。病院や学校といった行政サービスだけでなく、商店がないと暮らしていけないのです。また、働く場の確保が大きな課題になります。