『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第16回「交渉(7)付き合いの基本」が発行されました。交渉の最後に、2つのことを書いておきました。一つは、役場の中に閉じこもらず、外に出て見聞を広めよう、異業種の人と付き合おうということです。席にじっと座っていて、仕事が来るのを待つ。今や、そんな公務員は時代遅れです。その方が、楽ですけれどね。
もう一つは、付き合いの基本は、信頼関係だということです。自分の主張だけを声高に言うのではなく、話を聞いてもらうためには、相手の話を聞くことが必要です。難しい交渉こそ信頼関係が必要だという例として、尊敬する先輩である岡本行夫さんの話を紹介しました。今回の内容は、次の通り。
他流試合の勧め、他人の飯を食う、純粋培養の時代は終わった、話を聞いてもらうために話を聞く、傾向と対策、付き合いの基本は人間関係、もう一つの基本。
さて、「第2節 部下の仕事と上司の仕事―仕事の管理」はこれで終わり、次回からは「第3節 褒めて育てる―職員の指導」に入ります。