今週の某日、ある職員が、相談に来ました。「来月の休日に、地方で開くイベントですけど、娘の運動会とぶつかったので、遅れて駆けつけます。ついてはイベントの前段を、次官に務めてもらえませんか」と。それを聞いて、久しぶりに私の怒りが爆発。「あんたの娘さん、まだ小さかったよな」。彼が答えて「小学校1年生です」。私は怒りを抑えつつ優しい声で、「あんたはアホか。娘さんの運動会と復興庁のイベントとを、天秤にかける親がどこにいる。一日中娘さんの運動会に出なはれ。あんたの小学校の時を、思い出してみ。親と一緒に玉転がしをして、弁当を食べたことが、うれしかったやろ。子どもさんが高校生とかだったら、親が来なくても良いだろうけど」と。
彼はまだ「私がいないと、イベントが・・・」とか抵抗していましたが、ここはキッパリ。「あんたがいなくても、仕事は回る。イベントに出席することは禁止する。自分がいないと仕事が回らないと考えているのは、自分の誇大評価も、はなはだしい」と、追い打ちをかけました。まじめな職員なので、少々演技をして、二人の共通語である関西弁で指導しました。