今日は、福島県が避難者のために行っている支援を、紹介します。「支援事業一覧」をご覧頂くと、さまざまな分野で、支援施策が行われていることがわかります。
高齢者、子どもといった「弱者」向けのもの。健康も、こころのケア、健康管理、医療支援。地域での暮らしについては、コミュニティ支援、交通確保、治安など。働くことについては、雇用、事業継続。それらの分類の中に、いくつもの事業が並んでいます。
そして、そのほとんどがいわゆるハード事業ではなく、ソフト事業です。ソフト事業の難しさは、一度作ったらそれで終わるものでないこと、継続が必要なことです。写真に撮りにくいので、部外者に説明したり理解してもらうことが困難です。お金を渡したら終わり、というわけにはいきません。人によるサービスが必要です。そして、対象者によって、「メニュー」を変えなければなりません。アウトプットやアウトカム(成果)を測ることも、難しいです。対人サービスの、難しいところです。
短期間なら「しばらく辛抱してください」と言うこともできますが、長期にわたると、そうはいきません。人が社会で暮らしていくのを支えることはとても難しいと、改めてわかります。