3月9日朝日新聞オピニオン欄、臂(ひじ)徹さん(おらが大槌夢広場事務局長)の発言から。
・・・過疎や貧困など社会問題解決を仕事とする「ソーシャルビジネス」の人材の密度は、今の被災地で、日本にかつてなかったくらい高くなっています。
元々、消防団や自治組織など「社会的責任」の意識が高い地域に、外から事業化のノウハウを持つソーシャルビジネスの人材が来た・・
官民の関係も変わりました。役場は復旧作業で手いっぱいで創造的な仕事はできないし、支援に来たNPOの対応をほとんどできず、「おらが」がその受け皿として、おびただしい人脈を築いた。元々官尊民卑な土地でもあったし、行政は町民を信用していませんでしたが、震災後は、町民が日本のどの地域にもないくらい「知恵袋」を持ち、成長しています・・
震災だけでは社会は変わりません。でも、変える力と継続があれば変えることができます。若い力に期待しています。