イカとタコの違い。タコ墨スパゲッティはなぜないか。

10月21日の日経新聞「イカのイロハ」が勉強になりました。
・・・イカの腕が10本なのに、タコが8本なのはなぜか。どちらも先祖は貝。もともと海底をはうように移動していたが、イカは海中を自由に泳ぐため腕の部分が10本に進化した。骨のような軟甲は貝時代の名残だ。
タコは海底に住むのを選んだ。岩の裂け目や小さな穴を通ることができるように軟甲はなくなり、体はより軟らかくなった。
エサの捕まえ方は、追跡型のイカに対し、タコは待ち伏せ型。海底でカニやエビなどを見つけると覆いかぶさって動けなくする。タコは、寝技で勝負するので2本の触腕は必要なく、8本腕になった・・・

ここまでは、生物学の話。ここからが、新しい知識です。
・・・墨も違う。イカ墨は油分を含み、吐き出すと塊になって水中を漂う。敵が墨に気をとられている隙にサッと逃げる作戦だ。一方、タコ墨はサラサラしており水中に吐き出すとすぐ拡散する。イカ墨パスタがあり、タコ墨がないのはこのため。タコ墨はサラサラし麺にうまく絡まない・・・
なるほど。食いしん坊には、いえ暮らしには、こちらの知識の方が役に立ちますね。