カテゴリーアーカイブ:災害復興

被災地視察、宮城県北

2016年11月8日   岡本全勝

6日夜は仙台のホテルに泊まって、7日8日と、宮城県北部沿岸市町に、復興状況の視察に行ってきました。復興庁事務次官を退任した際(6月)に、復興状況を見届け、また市町村長さんたちにきちんとご挨拶したかったのですが、福島の仕事が忙しく、今頃になりました。
この地域の視察は、ほぼ1年ぶりです。あの大被害を思い出すことが、難しくなっています。町を造り替える大工事や住宅再建が、着実に進んでいます。もちろん、残る工事を完成させること、産業再生を軌道に乗せること、コミュニティ再建と仮設住宅の終了など、まだまだ課題はあります。しかし、あと2年で、住宅再建の工事は、ほぼ終わる見通しです。
水産加工業やハウス園芸に取り組む事業者にもお会いして、状況をお聞きしました。施設設備復旧までは国費で支援したのですが、販売が軌道に乗るかが課題なのです。
5年間一緒に苦労した(しばしばお叱りを受けた)首長さんたちとも、久しぶりにお会いしました。皆さん、自信に満ちた笑顔でした。5年半の時間が経つことの早いことを、一緒に振り返ってきました。「あの頃は、がれきがいつになったら片付くのだろうかと思った」「民地のがれきは将来も片付かないだろうなと思っていた」との思い出も。それらも、片付けたのですよね。いくつも前例のない対応をしたことや事業を作ったことに、感謝してもらいました。
「途中で逃げて(次官を辞めて)、ひどいじゃないですか」と、お叱りも受けました(苦笑)。いえいえ、公務員を辞めても体力の続く限りは、被災地を見守り続けますよ。(2016年11月8日)

経済同友会の実業高校実習機材支援

2016年11月8日   岡本全勝

11月6日日曜日は、経済同友会の「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト 東北支援終了式典」に、仙台まで行ってきました。「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」は、経済同友会が行ってくださった、被災地の専門高校などへの実習用機材などの寄付です。パソコン、工作用機械など、実業系の高校の実習には、なくてはならない機材です。5年間で、約22億円の寄付をしてくださいました。私も、お礼の言葉を申し上げました。
災害復旧では、元に戻すことが原則なので、今や使われなくなった機械を買い換えるという「変なこと」が起きそうになりました。製図台はもう使いません。コンピュータです。学校を再建する際に、現地で同一のものを再建することは、危険だし無駄なのでやめたのですが、備品の類いまでは、この「融通性」が徹底しなかったようです。反省です。
また、備品台帳に載っていないものは、復旧予算の対象にならないということも起きたようです。さらに、事務処理に時間がかかったり。多くは県立高校なので、県庁において、もう少し弾力的迅速に対応して欲しかったです。ここも反省。
これらを、同友会の皆さんが支援してくださったのです。「高校生たちの感謝の声」をお聞きください。5年間の成果の概要は、おって、同友会のホームページに載ると思います。ありがとうございました。(2016年11月8日)

コミュニティ再建支援、宮城

2016年10月30日   岡本全勝

被災地でのコミュニティ再建への取り組みを紹介します。11月11日、東松島市で「みやぎ地域復興ミーティング」が開かれます。詳しくは、リンク先を見ていただくとして。
「自治会、まちづくり協議会、各支援団体と連携し、助成制度などを活用しながら、コミュニティの再生を支える取組が徐々に進められています。本ミーティングでは、それらの取り組みの道のりを共有」します。ご関心ある方は、ご参加ください。(2016年10月30日)

原発事故と心の健康、2

2016年10月14日   岡本全勝

昨日、(原発事故と心の健康)を書きました。読売新聞10月6日「医療ルネサンス。福島 回復する力」に載っている、前田正治教授のインタビューを書くのを忘れていました。
・・・全体としては回復に向かっているいるものの、過去の自然災害と比べると、その歩みは遅い。中には悪化している人もいます・・・
・・・回復を阻害する二つの要因も、最新の研究で見えてきました。放射能に対する不安が強い人、高齢な人ほど抑うつ傾向が高くなる傾向があります。不安を持つのは当然なこと。ただし、心身の健康を損なうほど自分を追いつめないでほしい。また、家族や友人、近所づきあい、支援者との関わりなどが乏しい人ほど回復が遅いことも明白です・・・(2016年10月14日)