カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

答弁案作り

昨夜は24時に、復興庁に対する質問が、26問も出てきました。それから職員が手分けして案を作り、私が自宅のパソコンで確認して・・。後は、ご想像の通りです。私は、修正指示を出して先に寝かせてもらいましたが、多くの職員は、ほとんど寝ることができませんでした。
今朝の大臣勉強会には、十分、間に合いました。9時から始まった復興特別委員会の審議は、14時に終わりました。
眠いので、今日は、早々とお風呂に入って、寝かせてもらいます。小学生の日記でした。

参議院復興特別委員会審議

今日16日夜に、平成25年度予算が衆議院を通過しました。明日17日には、参議院復興特別委員会で、復興大臣の所信に対する質疑があります。
たくさんの質問通告が来ているのですが、内容が判明するのが遅くなりました。私は、職員が作った答弁案を、自宅のパソコンに送ってもらって、確認しています。
次の答弁案が送られてくるまでの間に、本を読むとかできれば良いのですが。なかなか、そんな器用なことはできません。
と書いていると、またメール(次の答弁案)が届きました(ただいま24時)。まだ質問通告がない(質問の内容がわからない)議員もおられます。今晩も、遅くまで働くようです。

国会答弁

今日4月3日は、衆議院復興特別委員会で、福島特措法の一部改正法案の審議がありました。たくさんの質問通告があったので、昨晩は、24時過ぎまで、職場で答弁案作りに励みました。家に帰ったときは、夜も遅かったので、風呂に入ってバタンキュー。よって、4月2日は、このホームページを加筆できませんでした。
岡本統括官への「政府参考人答弁」要求が、5人の質疑者から合計12問出ていたのですが、実際は6人の方から約10問質問があり、答弁しました。「約10問」というのは、予定にない質問がいくつか出て、何問答えたか覚えていないのです。速記録ができれば、わかりますが。
これだけの答弁をするのは、私も、国会では初めての経験です。県議会では、一人で何でも答弁して、あきれられて(嫌われて)いました(苦笑)。予定されていない質疑者からの質問もありましたが、他にどなたも手を挙げないので、委員長と大臣の顔を見つつ、手を挙げて答弁しました。「岡本統括官は、答弁が好きだね」とは、ある議員の評です。はい。
今日の委員会は、衆議院第1委員会室。予算委員会などが開かれる最も格式ある部屋でした。普通の委員会室より、緊張しますね。
法案は、全会派一致で賛成してもらえました。

新年度、がんばれ新入生

今日は、4月1日、新年度の始まりです。朝の地下鉄でも、新入社員と思われる若者を、たくさん見かけました。
大きな希望と少しの不安とが、入り交じった気持ちでしょうね。その新鮮な気持ちを、持ち続けてください。私にも、そんな時代がありました。
これから、いろんな苦労に出会い、悩みを持つでしょう。でも、先輩たちも、乗り越えてきました。一人で悩むことなく、相談しましょう。あなたにとって大きな悩みでも、経験者にとっては、「そんなこと、こうすればすむよ」といった事例も多いです。み~んな悩んで、大きくなった。
そして、夢を持ち続け、努力を続けてください。その向こうに、結果が待っています。夢を持たず、努力をせずに、良い結果は来ませんよ。

ニクソンとキッシンジャーとヘイグ、その2

ウッドワードとバーンスタインの『大統領の陰謀』は、2人の若き新聞記者が、民間ビルへの不法侵入事件をきっかけに、大統領による盗聴ともみ消し工作を追い詰めていく記録です。権力(政府)からの圧力に耐え、他方、内部通報者の協力を得て、事件を明らかにしていく過程は、スリリングです。
もう一冊の『最後の日々―続・大統領の陰謀』は、ウォーターゲート事件が明るみに出て以降の、ホワイトハウス内での葛藤を描いたものです。「続」とついていますが、描き方、手法が全く異なります。前著は、2人が主人公の「日記」です。後著は、事件後の関係者への取材による「記録」です。
『続』にあっては、ホワイトハウス内の当事者が、ここまでしゃべるのかと、いささか驚きます。もちろん、著者の取材力と、当時のこの事件の大きさによるところもあるでしょう。
まず、大統領と法律顧問との葛藤が描かれます。そして、追い詰められても、辞任を認めないニクソン大統領と、ホワイトハウス内の側近たちの動きが、生々しく描かれています。最後は、孤独な権力者の「弱さ」が、痛々しく感じられます。
その間、国会議員らが大統領に辞任を迫ると、逆に意固地になることを恐れ、いろいろな手を打ちながら、大統領を導いていくヘイグ首席補佐官。彼は他方で、フォード副大統領への政権移行を準備します。その意味で、後半の主人公は大統領であり、ヘイグ補佐官です。
当時、ニクソン大統領は大統領職6年目、まだ61歳です。ヘイグ補佐官は50歳、キッシンジャー国務長官は51歳です。
ヘイグ補佐官はその後、レーガン政権で国務長官を務めます。レーガン大統領が銃撃を受け、病院に運ばれました。その際の、発言が有名です。記者会見で、「私がここを統制している」 “I am in control here” と明言します。これは、責任者が欠けた場合の「危機管理」として名言です。
”Constitutionally, gentlemen, you have the President, the Vice President, and the Secretary of State in that order, and should the President decide he wants to transfer the helm to the Vice President, he will do so. He has not done that. As of now, I am in control here, in the White House, pending return of the Vice President and in close touch with him. If something came up, I would check with him, of course”(
WikipediaAlexander Haig