カテゴリー別アーカイブ: こだわりのモノ

生き様-こだわりのモノ

ネクタイの補修

気に入ったネクタイはよく使うので、痛んできます。まず、大剣の3つの角がすり切れてきます。これは、補修(少し内に折りこむこと)で隠れます。
もう一つは、結び目が顎の脂で汚れてきます。クリーニングに出すのですが、何度か洗うと生地が傷みます。目につくところなので、どうしようもありません。いよいよあきらめて捨てれば良いのですが、思い入れがあって。

修理をやってくれていた近所のクリーニング屋がなくなって、やってくれる店を探しました。孫と散歩に行く途中にあることを発見し、現物を持って相談にいきました。
結び目の傷みは、全体の長さを縮めることで、正面に来なくなって見えなくなります。なるほど。ヨーロッパ製のネクタイは長くて困ることがあるのですが、このようなときは都合が良いです。多くのネクタイは、途中で生地を継いであります。そこを切って縮めるのだそうです。
できあがったネクタイを締めると、問題なかったです。

携帯電話の買い換え3

携帯電話の買い換え2」の続です。

知人に、電器会社に勤めていた人で機械に強い人がいます。彼もスマートフォンを使わず、携帯電話です。彼によると次の通り。
「ITの生みの親であるジョブスやゲーツが『ITは人を馬鹿にする、自分で物事を判断する迄は使うべきではない、親が買い与えるなど言語道断』と言い切っています。
通信はガラケーに勝るもの無し、それ以外の機能はPCの方が使勝手良いからです。
アンケートなどQRコードが前提になって、スマホが無いと面倒な雰囲気になっています。SNSは短文送るならば良いですが、長文や重い画像は無理でありこれもPCメールの方が勝ります」

もう一つ、次のようなことも教えてもらいました。
「今の大学生はLineさえやらなくなっている。SNSでさえ時代遅れになりつつある。動画しか受け付けない。即ち文字情報を拒否している。その結果、新卒者は長文の文章が書けない」

かつて、ある企業で新入社員の教育に、パソコンのキーボードを打つことを入れていると、聞きました。スマートフォンに慣れている、パソコンを使わない大学生は、キーボードでの入力ができない、遅いのだそうです。この話も、何度か書いています。

携帯電話の買い換え2

携帯電話の買い換え」の続きです。

新しい機種は、2万円しませんでした。
総務省の「端末市場の動向について」(令和5年4月25日)によると、低価格帯(4万円未満)、中価格帯(4万円から10万円未満)、高価格帯(10万円以上)に分類されています。2022年度の主要4社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天)の売上台数は、低価格帯が約27%、中価格帯が36%、高価格帯が36%とのことです。10万円以上という高価なものも、売れているのですね。

ちなみに、東京都内(警視庁)での携帯電話類の落とし物届け出件数は、令和4年で約20万件です。1千万人で20万件ということは、100人(持っていない人を含め)に2人が落としていることになります。全国の数値は見つけることができませんでしたが、人口比で10倍すると200万件です。

私は、携帯電話に紐を付けてズボンに結びつけ、落としても落ちないようにしています。最近は鞄の中なので落とすこともありませんが、かつては何度も助けてもらいました。車から降りるときにズボンのポケットからすべり落ちるのですが、紐がついていてぶらぶらとぶら下がっています。「誰や、私の足をたたくのは?」と見たら、携帯電話でした。
スマホを首から紐でつるしている人を見かけますが、多くの人は紐を付けていないようです。電車の座席で、落とし物のスマートフォンを見つけたことがあります。10万円もする物品を無造作に扱うとは・・・

携帯電話の買い換え

先日、携帯電話を買い換えました。電話会社から「この機種は、今後修理できません」とのお知らせがかなり前に届き、お店に行って相談していました。スマートフォンも薦められたのですが、結論は同じ機能のもの(ただし4G)に買い換えるです。

私は電子メールをやりとりしたり、原稿を書いたり、インターネットで調べ物をするのは、パソコンで行っています。旅行の時も、ノートパソコンを持っていきます。スマートフォンは、画面が小さく、キーボードがないので、作業に不便なのです。いつでもどこでもインターネットを見ることができるのは、便利だと思いますが。重たいスマホを持ち歩く気にならず。
携帯電話で通話することもメールのやりとりも、最近はほとんどすることがありません。持たなくても支障がないのですが、キョーコさんと外で落ち合うときなどに必要です(それくらいかな)。お店の人も、契約プランを検討する際に過去の通話履歴を見て「ほとんど使っておられませんね」とのこと、8年も使ったそうですが、使用頻度が少ないので傷まなかったのでしょう。キョーコさんは、最新鋭のスマートフォンを使っています。

総務省の「令和4年通信利用動向調査」(令和5年5月29日)によると、個人の保有割合は、スマートフォンが77%、携帯電話が19%です。20歳~59歳では、スマホが約9割、携帯電話が約1割です。

一太郎とワード

6月11日の読売新聞「あれから」は、一太郎プログラマー浮川初子さんの「順風一転「ワード」が襲来」でした。

・・・「本当によく稼いでくれました」。徳島市のソフトウェア開発会社「ジャストシステム」の専務で、プログラマーだった浮川初子さん(72)は、しみじみ語る。
日本語の文書作成に主にワープロ専用機が使われていた当時、一太郎は、パソコンで同じことを可能にする画期的なソフトだった。
ローマ字での仮名入力、長い文章を一気に変換する「連文節変換」機能、頻出単語が上位にくる辞書——。ソフトの心臓部が「ATOK(エイトック)」と名付けた日本語入力システムのプログラムだ。ソフト本体から独立して動き、ATOKがあれば、他社のソフトでも日本語入力ができる。
発売当初の一太郎は定価5万8000円。年1万本売れれば「ヒット」だった時代に、1年足らずで3万本を突破し、10年以上もベストセラーに君臨した。
IT関連出版を手がけるインプレス編集長の藤原泰之さん(52)は「縦書き、原稿用紙にも対応したまさに日の丸ソフト。官公庁や学校でも広く使われ、国内でのパソコンの普及を強力に後押しした」と、一太郎が果たした役割を熱く語る・・・

・・・しかし、業界地図を一変させる出来事が起きた。95年の「ウィンドウズ95」の発売である。
ビル・ゲイツ氏率いる米マイクロソフトが開発したこの基本ソフト(OS)によって、パソコンは画面をクリックするだけでソフトを起動、インターネットに接続できるようになり、劇的に使い勝手が向上した。
日本でも同年11月から販売が始まり、4日間で20万本を売り上げた。
脅威だったのは、マイクロソフトが、OS人気を背景に一太郎と競合する同社のワープロソフト「ワード」の販売攻勢をかけたことだった。「日米のソフト大手の覇権争い」とメディアが書き立て、各社が「標準ソフト」をワードに急速に切り替え始めた。

マイクロソフトの手法はOSやソフトの抱き合わせ販売ではと日米で問題視され、日本では98年、一部が独占禁止法違反と指摘されたが、すでに遅かった。
ジャストシステムはこの年、赤字に転落。研究費や人員を削減し、営業に力をいれて10億円、20億円を稼いでも、「標準ソフト」の地位を奪われては焼け石に水だった・・・

あの抱き合わせ販売は、独禁法違反でしたよね。でも、日本語入力は断然、一太郎とATOKが便利です。私は一太郎です。一太郎を入れていない組織や人が多く、その人たちに送る際にはワードに転換しています。「文房具へのこだわり