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社会

外出自粛、ゴミ急増

コロナウイルス対策のため、外出自粛が続いています(一部地域では解除されましたが)。家庭ゴミが増えているようです。わが家のゴミ収集車も、ふだんに比べかなり遅く回ってくる日があります。
5月22日の読売新聞夕刊に「ごみリサイクル悲鳴 巣ごもり廃プラ急増」という記事が載っていました。

・・・かつての「日常」が戻る兆しも見える中、家庭ごみの行き着くリサイクル処理施設がパンク寸前となっている。背景にあるのは、ここ1か月余りの「巣ごもり生活」で出た大量のごみだ。都市部に近い施設を中心に、食品の包装容器などのプラスチックごみ(廃プラ)が山のよう。大量の古着や古布は倉庫に眠り、家庭からの回収をストップした自治体もある。

「これ以上増えるとパンクしてしまう」。関東地方の廃プラ処理工場の男性経営者は今、焦っている。
4月の緊急事態宣言から、「ステイホーム週間」と銘打たれた5月の大型連休を経て、家庭ごみは一気に増えた。食品の容器、ポリ袋……。同工場では予定の受け入れ量を超えてしまい、保管場所に入りきらない廃プラが高さ3~4メートルほど屋外に積まれている。
工場は廃プラをプラスチック原料にリサイクルしており、土曜もフル稼働で何とか処理している。が、男性は「ごみの保管量はいつもの2倍に達し、置き場所に余裕がない。これで従業員が感染でもしたら、ダメかも」と危機感を募らせる・・・

持ち帰り弁当や総菜は、プラスチック容器に入っています。便利なのですが、ゴミが増えます。ある方(単身赴任中)が、「家飲みだと、ゴミが増えるわ」と言っていました。
外出できない機会に、家の片付けをする人も多いようです。ちょうど、衣替えの季節ですし。すると大量のゴミが出ます。

経済活動再開の順番

5月18日の日経新聞オピニオン欄、西條都夫・上級論説委員の「ウィズ・コロナ時代の備え 「命と経済」両立戦略を」に、ハーバード大学が4月に公表した「パンデミックに強い社会への道」が紹介されています。そこに、社会基盤を担う職場から順に、正常に近づけていく段取りが載っています。

・・・まず第1段階ではエッセンシャル・ワーカーといわれる、医療従事者や食品スーパーの店員、電気・水道などライフラインを担う人、警察消防など全労働者の4割にあたる人に繰り返し各種検査を実施。陽性者は公的な所得補償をした上で隔離し、職場には感染者がほぼおらず、安心して働ける環境を整える。
続くフェーズ2では、日用品の生産や食堂、公共交通など日常生活に必要な機能を提供する約3割の人に検査対象を広げ、その後は美容院など遠隔では難しいサービスに、最後にオフィスワーカーにも検査範囲を拡大する・・・

表がついています。
第1段階のエッセンシャル・ワーカーは、労働力のうち40%を占めます。第2段階の準エッセンシャル・ワーカーは、30%です。
第3段階は対人サービスが10%、第4段階のホワイトカラー労働者が20%です。

年末年始の連休などに、病院、警察、消防、交通など休みを取らずに働いている人たちがおられます。この人たちのおかげで、安心して暮らしていけるのです。この人たちが労働者のうち何割くらいになるのか、気になっているのですが。この表の分類も、一つの見方です。

金田安史・阪大副学長。コロナウイルスのワクチン開発

5月21日の朝日新聞に「ワクチン実用化、見通しは―3タイプ開発する大阪大、2氏に聞く」というインタビューが載っていました。そのうちの一人、金田安史・阪大副学長は、高校の同級生です。

記事によると、3タイプのうち1つは、来年の年明けか今頃にも、一般人が使える可能性があるとのことです。
私だけでなく、日本中、世界中が期待していますよ。

9月入学移行

9月入学に移行する案が、議論されています。先進諸国がほぼ9月入学なので、私も賛成です。長所と短所、移行への手続きが取り上げられています。しかし、議論の第一歩は、現行の4月入学を5か月繰り下げるのか、7か月繰り上げるのかです。

今回のコロナウィルスによる休校から、9月入学の議論が始まったようですが、それは5か月繰り下げることを想定しているのでしょう。7か月繰り上げて6歳から小学校に行くのか、5か月繰り下げて7歳から小学校に行くのかは、決めの問題でしょう。
しかし、ようやく新聞でも書かれ始めましたが、先進諸国に合わせるなら、7か月繰り上げる必要があります。5か月繰り下げでは、大学を卒業した際に、就職するにしても大学院に留学するにしても、外国の卒業生に比べ1年遅れになります。

7か月繰り上げるとすると、初年度は新1年生が1.5倍くらいになります。この初年度の教室と教員をどのように確保するかが、課題です。5か月繰り下げても、同様の問題があります。

例えば、5月11日日経新聞、田中愛治・早稲田大学総長の「9月入学課題多く 現場の声聞き、戦略緻密に」。

今どきの夫婦茶碗

長年使っていた湯飲みにひびが入ったので、新しいのに取り替えました。かつて講演に行ったときに、お土産にいただいた夫婦茶碗があったので、それを出しました。
その夫婦茶碗は、当地の名物の焼き物です。いただいたときに(箱に入っているので中身を見ずに)、「大きさは同じですか。大小があるのですか」と聞いたら、「大小があります」との答えでした。「男女共同参画の時代に、同じ大きさでないのは、時代遅れですよ」と申し上げました。

使おうと思って箱から出したら、確かに2つの大きさが違います。黒っぽいのが小さくて、赤いのが大きいのです。で、小さい方を私のにしました。最近の夫婦茶碗は、女性上位になっているようです。
それとも、わが家の力関係を知っていて、この組み合わせを選んでくれたのでしょうか。まさか。

赤いのを女性用と決めるのが、間違いかもしれませんが。そのように、なじんでいます。公共のお手洗いなども、そのような表示ですよね。