カテゴリー別アーカイブ: 災害復興

行政-災害復興

常磐線で双葉郡へ

今週は、5日日曜日から、被災地視察のご案内です。今回は、常磐線を使いました。常磐線は、この3月に全線が復旧し、上野から仙台までがつながりました。

上野駅から仙台行きの特急で、3時間10分で双葉駅に着きます。途中、水戸まで1時間20分、いわきまで2時間20分です。
茨城県やいわき市は、大震災直後は地震と津波の傷跡が、車窓から見えました。沿岸部の家屋は流され、内陸部の家屋には屋根の修理を待つ間、青いシートが掛けられていました。いまは、災害を感じさせるものはありません。9年経つのですからね。

新幹線に比べ在来線の特急なので、少々揺れます。ところが、福島県内に入ると、揺れが小さくなります。JR東日本が線路を復旧する際に、除染も行い、路盤を作り替えてくれました。
特急ですが、双葉郡内は、各町村に止まります。それぞれの駅は、新しく作り替えられ、また駅前も再開発中です。
まだお客さんは少ないのですが、この地域が復興すると、増えるでしょう。また、復興のためにも、常磐線は重要なインフラです。

原発被災地での稲作再開

原発被災地視察を再開しています。
避難指示が解除され、住民が戻ってきつつある地域は、活気があります。住民だけでなく、復興事業や原発廃炉作業に従事も大きく、作業員や車の通行も多いです。ただし、まだ十分に住民が戻っていないところも多く、人口を取り戻すことが次の課題です。

田植えも、広がっています。農業従事者の戻りも、地域によってばらつきがあります。従事者といっても専業農家は少なく、高齢者に支えられていたので、戻っても農業を再開しない人も多いのです。そこで、そのような農地を借り上げて、農業法人などが稲作に取り組んでくれています。

田んぼは、がれき片付けや除染をしたのですが、田起こしをすると、まだがれきが出るとのこと。出たがれきの山を見せてもらいましたが、こんな大きなものが、こんなにたくさん出るようでは、作業は大変だなと感じました。稲の生育には支障はないのですが。また、イノシシよけの電線で囲ってあります。
他方で、まだ作付けのされていない田んぼもあります。水路の補修が終わっていないか所、がれき片付けをして稲作の準備をしているところもあります。

広々とした田んぼに苗が育っている景色は、きれいで、元気が出ます。秋には、稲穂がたれる実りの景色を、見ることができるでしょう。

福島12市町村の将来像に関する有識者検討会

今日は、「福島12市町村の将来像に関する有識者検討会」を開きました。東京の復興庁、福島県庁、富岡町の3か所をつないだ、テレビ会議です。そのほか3人の有識者は、それぞれ自宅などからの参加です。
まだ、東京と福島との往来が制限されているので、このような形になりました。準備は、職員たちが書面でやりとりしてくれました。

原発事故から9年余り。被災地では住民が戻り、活気が戻っている地域もできました。しかし、住民の帰還が少ない地域、まだ避難指示が解除されていない地域も多く、これからも長い復興作業が必要です。そして、被災地全域で一律の対策では、効果的でないことが見えてきました。
昨日、復興庁の設置期限を10年延長するなど、福島復興関係の法律が成立しました。
地域の実情に応じた政策が必要です。

帰還困難区域での稲作試験栽培

5月22日のNHKウエッブニュースが、「帰還困難区域で初の田植え」を伝えていました。

・・・東京電力福島第一原発の事故による避難指示が続く帰還困難区域での初めての田植えが、大熊町で行われました。
福島第一原発周辺の330平方キロメートルが指定されている帰還困難区域では、これまで立ち入りが厳しく制限がされてきましたが、政府はことし3月に一部で規制を緩和し、避難指示を続けながら、日中は立ち入りができるようにしました。
このうち、大熊町の下野上地区では、22日、帰還困難区域での初めての田植えが行われ、町から依頼を受けた農家が、およそ9アールの田んぼに田植え機を使ってコシヒカリの苗を植えていきました・・・
・・・大熊町では、すでに避難指示が解除されたこの地区の隣の大川原地区で、平成26年からコメの栽培が行われていますが、基準を超える放射性物質は1度も検出されていません・・・

帰還困難区域は、放射線量が高く、当分の間は帰還できないとされた区域です。一部ですが、放射線量が下がったところから、帰還に向けて準備が進められています。