カテゴリー別アーカイブ: 雑誌への寄稿や講演録

その他の雑誌への寄稿や講演録など

朝日新聞インタビュー「ミスター復興が語った後悔と成果」

12月10日の朝日新聞宮城県版に、私のインタビュー「ミスター復興が語った後悔と成果」が載りました。

・・・総務省の官僚だった岡本全勝さん(65)は、東日本大震災直後から政府の被災者支援策をとりまとめ、復興庁で事務次官を務めるなど、この10年近くずっと被災地にかかわってきた。9月に退任した霞が関の「ミスター復興」に聞いた。

――今回の復興政策の特徴はなんでしょう。
「国土の復旧」から「暮らしの再建」へと、政府の災害対応の守備範囲を大きく広げたこと。行政哲学の大転換だった(図参照)・・・

――異例の措置の一つが復旧・復興事業で被災自治体の財政負担をなくしたこと。その結果、過大なまちづくりや施設整備になったと指摘されています。
地方負担ゼロも、それが当たり前という空気の中で(11年秋に)決まった。私も最初そう思ったが、しばらくしてよくなかったかなと。住民が減り、かさ上げや高台移転計画が過大になっても、市町村は自己負担がないため、縮小するインセンティブがない。ある首長は「人口が減る前提では議会に話はできない」と言った。住民意向調査を繰り返すことで、計画を縮小させていった。
身の丈に合った計画にするため、5%でも負担してもらうべきだった。財政力のない市町村は率を下げ、それでももたない所は特別交付税で救済すればいい・・・

後悔というより、次に向けての教訓なのですが。
図の他に、私の「表情豊かな?」写真も数枚付いています。場所は復興庁、窓の外の背景は国会議員会館などです。

拙稿「住民の暮らしを支える町の機能」

拙稿「住民の暮らしを支える町の機能」が、『自治実務セミナー』5月号に載りました。1月11日に、かながわ政策法務研究会で話した内容です。

自治実務セミナーは、自治体職員には広く読まれている雑誌です。私も若いころは、読んでいました。多くの職員の目に触れると、うれしいですね。

日経新聞に載りました。「被災者支援、行政の役割拡大」

1月16日の日経新聞朝刊に、私のインタビュー「被災者支援、行政の役割拡大」が載りました。
阪神・淡路大震災が明日で25年になります。その教訓についてです。阪神・淡路大震災は、行政にいくつもの課題を突きつけました。それを教訓に、特に東日本大震災では、いくつもの改善をしました。

大きく言うと、それまで自己責任・ご近所の助け合いや民間の善意に頼っていたものを、行政の責任へと大転換しました。
その一つは、被災者の生活再建です。
もう一つは、事業となりわいの再建です。
そしてもう一つは、孤立防止・コミュニティ再建です。

これらは、私や関係者たちが、阪神・淡路大震災の関係者から注意を受けたこと、復旧・復興を進めていく過程で見出した問題です。
平時では、行政の哲学はなかなか変えることができませんが、未曾有の大震災ということで、皆さんの理解を得ることができました。また、日本の行政全体が、転換しつつある、あるいは転換しなければならない潮流に乗ることができたからだと思います。

「明治以来、日本の行政には生活者の視点が欠けており、各省の所管から漏れ落ちる人や課題が出てくる。阪神大震災以降の災害が浮かび上がらせたのはこうした問題で、社会的弱者に目を向けることで私たちの生活への影響が見えてくる。
町での暮らしはインフラと住宅だけでは成り立たない。働く場所やコミュニティーのつながりが重要だ。すべてを失う災害は、私たちの生活がどのような仕組みや支援で成り立っているかをあらわにする。」
斉藤徹弥・編集委員が、上手にまとめてくださいました。

追補
何人かの人から、「わかりやすかった」とのお褒めの言葉を頂きました。
ある知人からは、「関西弁が、出てまへんで」との指摘(苦情)がありました。笑い。

河北新報、内閣官房参与の仕事

7月29日の河北新報の東京検分録「内閣官房参与 復興へ首相に直言継続を」に、内閣官房参与の仕事を、取り上げてもらいました。

・・・岡本全勝氏(64)は2016年、復興庁事務次官の退任と同時に参与に任命された。国の出先機関を集約した福島復興再生総局の事務局長として円滑に指揮するための人事的な配慮。「総理を悩ませず、手前で悩むのが私の仕事。市町村長のよろず相談、苦情承り所」と自らの役割を例える。
震災直後から復興行政に関わる岡本氏。「福島はまだまだこれから。国の責任で暮らしとにぎわいを取り戻す長い闘いと繰り返し申し上げている」と説明し、「総理の情熱は変わっていない」と断言する・・・

読売新聞夕刊「言葉のアルバム」に載りました。

4月12日の読売新聞夕刊「言葉のアルバム」に、取り上げてもらいました。「批判受けても復興の決断
この欄は、人を言葉によって描くようです。そして、特徴ある猫の版画とで。
夕刊が発行されている地域は、限定されています。また、インターネットでは読むことができないようです。すみません。

取材を受けて、いろんな言葉を思いついたのですが。版画にするにはこれが良いと思い、選びました。
「閻魔様の前で胸を張れるか」は、どのような人でも、どのような場面でも、重要なことだと思います。子供の頃に親に教えられたことが、いまも残っています。
昨年、日経新聞夕刊コラムに「未来との対話」と書いた趣旨の延長です。

版画では、閻魔様の前で胸を張っている猫になっています。大野隆司さんが、作ってくださいました。猫を描いておられるようです。宝物にします。肝冷斎が「王前堂堂」という題をつけてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

顔写真は、帽子姿です。「帽子を被った顔写真は、この欄では初めてではないか」とのこと。新聞社の写真家の指示で、被ったのですが。
知人からの反応は、「渋いですね」とか「実物より人が悪そうに写っていますね」とか。そう見えますか。