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生き様-明るい課長講座

優秀な職員からの訴え

先日「商店街の本格復旧、こんな支援もしています」(6月20日)を書きました。その中で、「復興庁の職員は、これまでにない課題に対し、新しい対策を考えるのが好きです。それも、机上の空論ではなく、現場に行って関係者と議論をして考えた案です。みんな能力とやる気のある職員なので、「前例どおり」や「できません」と言うより、新しいことに挑戦するのが好きなのです」と紹介しました。それを読んだ職員からの訴えです。
M君:ブログに取り上げていただいて、ありがとうございます。まさに私の××班は、この急先鋒に立つ班の1つではないかと自負しています。おかげさまで、今日も気持ちよく働かせていただいております。
O君:我々も、××班の次鋒くらいで頑張っています。今後とも、ブログで取り上げていただければ幸いです。
ちゃっかりしたものですわ(笑い)。

部下が鬱になる前に

日経新聞には、サラリーマンに(この言葉も古いですね)、職場での行動を教えてくれる記事が多く載ります。私も若い頃から、参考にしました。職場での立ち居振る舞い、宴会でのマナー、部下との接し方は、高校でも大学でも教えてもらえませんでした。でも、私の経験では、職場では、大学で学んだ法学や経済学以上に、これら社会人としての振るまい方の方が、重要でした。
28歳で、50人の部下をもって、その難しさを痛感しました。先輩に聞き、また、その手の本もかなり読みました。で、ハウツー本や「古典に学ぶ人生術」には、次のようなことが書いてあります。
「君子危うきに近寄らず」「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。これを読んだ私は、「結局どっちなんや」と、当てにならないことを勉強しました(苦笑)。

さて、本論に戻って。6月11日の日経新聞夕刊に「気付こう、心のSOS。部下がうつになる前に」が載っていました。
・・・最近、20代の男性部下の顔色がさえない。社運をかけたプロジェクトと任せて1か月。会議で発言が減り、以前は冗談が好きだったが、話しかけても反応が鈍い。遅刻をするようになり、以前はなかったシャツのしわや寝癖も目立つ。
こんな時、あなたが上司なら、どう接するだろうか。
対応1 プレッシャーを減らすため、プロジェクトから外して残業が少ない別の仕事に配置換えする。
対応2 仕事の進捗を尋ね、「月内にここまで進めたらいい」と大ざっぱな方向を指示。プロジェクトの意義を強調し、「だから君に頼んだ」と声をかける。
さて、日経新聞の言う正解は、本文をお読みください。

ちなみに、私の対応は、次の通り。
まず、20代の若手(A君)に、社運をかけたプロジェクトを任せるようなことはしません。そんな危ないことを、ようしませんわ。ここに、その組織の間違いがあります。A君が悪いのではありません。
そして私が、A君の上司(B課長)なら、1か月も部下を放置しません。毎日のように、A君に「どこまで進んだ?」と聞きます。そもそも、その前に、粗々の方向性を示して、それも紙に書いて議論して、「ここを埋めてくれ」と指示します。
上司Bのその上司Cなら、B課長に対し、罰点を付けます。もちろんその前に、B課長に対し、1週間に1度は進捗を報告させます。
社運をかけるようなプロジェクトを、20歳の若手に任せて、1か月も放置するようなことは、通常の会社では考えられません。それは、そんなことをした上司Bとそれを放置したCの責任です。部下を鬱にするのは、多くの場合、上司であり組織です。すると、そのような上司を放置した人事課やその上司が悪いのです。とはいえ、上司が気を配っているつもりでも、設問のような事態も起こります。
という私も、いろいろな失敗をして、このようなことを学びました。

足下のことは気づかない

上司が気づかず、部外者に指摘される、部下や組織の不都合があります。
1 ある県庁で勤務していたとき、県外の有名人を招いた会議を開いたことがあります。後日、知事のところに、出席者の一人から、苦情が寄せられました。「宿泊したホテルは一流だったけど、朝ご飯(ビュッフェ形式)がおいしくなかった」と。
幹部会議でそれが話題になったときに、県庁幹部が顔を見合わせました。「そういえば、このメンバーは誰一人として、あのホテルで朝飯を食べたことはないなあ」と。
そうなんです。そのホテルは、昼や夜の会合にはよく使いますが、宿泊することがないので、宿泊者用の朝ご飯は、地元の人間は食べることがないのです。外の人に指摘されて、初めてわかりました。
2 先日、ある有名企業を訪問した際のことです。事前に訪問先の予約を取り、面会の登録をしておきました。地下駐車場への入り口で名前と行き先を確認され、駐車場に誘導されました。地下1階の入り口で車を降りて、係員の誘導で受付に行きました。そこで、「復興庁次官の岡本です。××さんに約束をいただいています」と名乗りました。受付嬢が資料を確認して「承っております」と言ってくれました。ここまでは通常です。問題は、ここから先です。
彼女は、カウンターにあるタブレットを指し示し、「所属と名前と訪問先を、この画面にタッチペンで書いてください」と言います。私は、「名刺を出します」と言って名刺を渡したら、「いえ、自分で所属と名前と、訪問先を書いてください」と答えます。「私は復興庁の次官やで。名刺でダメなんか」と言ったら「はい」と。「相手が大臣でもそう言うの」と言ったら、キッパリと「はい」と、自信に満ちた返事が返ってきました。
「こらあかんわ」と思ったら、同行した職員が、私に代わって私の所属と名前と、訪問先を記入しました。そして、訪問先に通してもらいました。
同行した職員の推理では、次の通り。
彼女は、指示されたマニュアルどおりに対応しただけであって、彼女は悪くない。その会社の職員や幹部は、社員証を見せることで通過できるので、外部からの訪問者が所属、氏名、訪問先を一々自筆で記入させられていることは、知らないのだろう。なるほどね。
3 電話をかけた際に、電話を受けた秘書が上司にとりついでくれる待ち時間の間に、音楽が流れることがありますよね。ある組織では、やたらと元気のよいマーチが流れます。調子がよいときはそれで良いのですが、元気の出ないこと(不祥事)が起きたときなど、えらく場違いに聞こえます。
その組織の幹部に、笑いながら伝えると、彼はそのメロディを知りませんでした。彼は、外から電話をかけることがなく、その音楽を聞くことがないのです。
4 部下に、封筒の封緘と宛名書きを任せておいた場合の「悲惨な結果」について、かつて書いたことがあります2007年10月7日)。
他社のことばかり書きましたが、我が社でも私の知らないところで、相手を不愉快にさせていることがあるのかもしれません。

よりたくさんもらうために。笑い話

先日、飲み会での話題です。嫁さんに、お小遣いを10要求したら、5しかくれなかった。どうするか。
Aさん、「なんで、半分しかくれないんだよ」と怒る。
Bさん、「ありがとう。でも、あと5要るんだ」とお願いする。
Cさん、「ありがとう。助かるわ。さすが美人の××さん」とヨイショする。そして、別の日、嫁さんの機嫌がよい日に、「あと5あると、うれしいんだけど」とおねだりする。

多く人の反応は、次の通り。
Aさんの場合は、怒った嫁さんに「何言っているの、家計は苦しいんだから。いやなら、その5も返しなさい」と全部取り返されるだろう。
やはり、Cさんの作戦で行こう。でも、それができないんですよねえ。