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日記

所管事務の勉強

事務説明を受けるのと、挨拶回りを続けています。その間に、電報やお手紙のほかに、直接訪ねてきて、お祝いを言ってくださる方もおられます。市長さん、議長さん、副知事さんが、暑い中を来てくださると恐縮します。内閣府の庁舎は分散していて、かつての総理府庁舎(官邸の向かい)だけでなく、4号館(財務省の上)、永田町庁舎(全国町村会館の隣)、虎ノ門の民間ビルなどに入っています。私たち経済財政政策担当は、4号館です。このビルには、内閣法制局、金融庁なども入っています。

2006.07.25

今日は、挨拶回りを後回しにして、所管事務説明を受けました。もっとも、全部はできませんでした。骨太の方針やマクロ財政運営について、説明してもらったのですが、今まで聞きたかったことをいくつか質問していると、あっという間に時間が経ってしまいました。最良の先生たちが、部下にいるのです。ありがたいことです。残念ながら、適当な解説書はないようです。ぼちぼち、どのような人たちが何をしているかが、わかってきました。しかし、皆さんに説明するには、まだ十分ではありません。もうしばらく、お待ちください。
職場が変わると、パソコンやメールアドレスが変わります。ソフトが違うので、使い方がわからず、秘書さんに教えてもらいながら悪戦苦闘しています。アドレス帳の引っ越しも失敗し・・。これまで使っていた携帯電話は、総務課長の緊急連絡用のものでした。新しい携帯を買ったのですが、番号を必要な関係者に連絡したりと、結構面倒ですね。

挨拶回り

金曜日に辞令をもらってから、挨拶回りをしています。まずは議員会館。多くの議員は地元におられますが、何人かの方とはお会いできました。「まあ、座っていけや」「今度の仕事は・・・」「このあと、日本はどうするんだ・・」「官僚の将来は・・」と時間を取ってくださいます。ありがたいことです。新聞が書くのと違って、多くの議員は、日本の将来を真剣に心配しておられます。
議員本人がおられなくても、秘書さんが「今日は先生がいないから、ゆっくりしていってくださいよ」ということで、時間がかかります。さらに、各部屋で出るお茶の「攻撃」に、小生の胃袋は悲鳴を上げ、飲んだ分だけ汗が出ます。
用意してもらった名刺は、ほとんど底をついたのですが、まだ議員会館をすべて回り切れていません。まあ、これが総務課長としての、私の財産です。お会いできていない方とは、改めてお会いしなければなりません。

2006.07.22

今日は、職場のと言っても、元の職場(総務省総務課)の職員の結婚式に行ってきました。めでたいことは良いことですね。大変な仕事で苦労をかけているので、家庭を持ってくれると安心します。私の出番は新郎の紹介です。優秀な仕事ぶりと明るい性格などをお話しすればいいので、楽なものです。それを、少し場が和むように味付けするのですが。独身の関係者諸君、早く呼んでね。

異動

今日21日付けで、内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当)に異動しました。朝日新聞や日経新聞には小さく出たようで、何人もの方から、お祝いのメールや激励のメールをいただきました。
「HPを読むと書類の整理ばかりしておられたので、異動ではないかと思っていました。やはりそうでしたか」「職場が変わっても、ほんねの意見表明はやめないでください」などなど。うーん、激励なのかなあ(笑い)。
(審議官とは)
「新聞には、審議官でも写真が出ている人がいるのに、おまえは出ていない」というのもありました。一般の方には、わかりにくいでしょうね。「内閣府審議官」や「総務審議官」というように、省名がついている審議官は、事務次官級です。私のは「大臣官房審議官」で、課長の上・局長の下です。まあ、局次長級=中二階ですね。
霞ヶ関では、局次長は少なく、多くは「官房審議官」です。これは、仕事を固定せず弾力的に運用できるようにするためです。私の仕事上の上司は、政策統括官(経済社会システム担当)になります。これも、局長級ですが、所掌を弾力的にする仕組みです。局長級が仕事を固定していないので、その下の審議官も仕事を固定できません。さらに、その下の課長級も仕事を固定できないので、課長でなく参事官になります。
このあたりの制度設計は、省庁改革本部時代に参画しました。拙著「省庁改革の現場から」に、書いておきました。そこに座るとは、「因果はめぐる」ですね。
審議官から上が、指定職です。これまでとは、給料表が別になります。民間企業で言うと、取締役にたとえる場合があります。よく似ているのは、勤勉手当がなくなることだそうです(うーん)。
(出向)
私の「本籍」は総務省ですが、今回の異動は、いわゆる出向です。総務省からは「出向させる」との辞令をいただき、内閣府では人事権者である官房長官から、「官房審議官にする」との辞令をもらいます。職務上の大臣は経済財政担当大臣ですが、人事は内閣府の長である官房長官になります。担当大臣は、人事などを持ちません。
仕事の内容などについては、もう少し勉強してから、報告します。2年半の間務めた、官房総務課長の仕事の反省も、しなければなりませんね。