カテゴリー別アーカイブ: 2017年~海外旅行

アルフォンソ・ミューシャのポスター

先日ヨーロッパ旅行をした際に、プラハのミューシャ美術館に寄りました。町中にある、小ぶりな美術館です。なかなか良かったです。これまでは、印象派が好きだったのですが。
ウイーンでベルベデーレ宮殿で、クリムトを見たばかりでした。私は、クリムトより、ミューシャの方が気に入りました。

売店で、ポスターを売っていたので、2枚買ってきました。連作「4つの時」の「朝の目覚め」と「夕べの夢想」のようです。丸めて、中に詰め物をして、スーツケースに入れてです。帰って開けてみたら、傷んではいませんでした。
世界堂に行って、額に入れてもらいました。縦に長いので既製品がなく、作ってもらいました。安いポスターなので、額の方が高くなるのですが。
と思いつつ、世界堂の壁を見ると、ミューシャの「四季」でしょうか、立派な額に入れてかけてあります。4万円近くしていました。店員さんに聞くと、「ほとんど、額の値段でしょう」とのこと。

家の階段の壁に飾ってあった、ベネチアの風景の版画の額と、入れ替えました。昔、ベネチアで買ってきたもので、私はこちらも気に入っているのですが。たくさん絵を飾るほどの壁がないので。

ブダペストでの観光船沈没

5月29日の夜、ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で観光船が衝突して1隻が沈没し、8人が死亡、19人が行方不明になっているとのことです。「NHKニュース」。早い救出を祈っています。

ちょうど2週間前の夜、私達夫婦も、ここで観光船に乗って、ブダペストの夜景を楽しみました。このニュースを見て、びっくりしました。
ちなみに、船上はコートを着ても寒かったです。ライトアップされた夜景は、きれいでした。

2019年中欧旅行

5月15日から22日まで、キョーコさんのお供をして、ヨーロッパに行ってきました。
今回は、ブダペスト(ハンガリー)、ウイーン(オーストリア)、プラハ(チェコ)の3都市巡り。中欧旅行の定番です。途中、ブラチスラバ(スロバキア)と、チェスキー・クルムロフ(チェコ)にも立ち寄りました。

それぞれに歴史を感じさせる、きれいな都市です。どこも、大勢の観光客でごった返していました。土産物屋さんもたくさんあって、賑わっています。
歴史、きれいな街並みは、大きな財産ですね。京都と同じです。たくさんの観光客に来てもらう、よい思い出を持って帰ってもらう、そしてお金を落としてもらう。そのために、これら先輩都市に学ぶことは多いです。

去年のフランス旅行に続く、「罪滅ぼしの旅」です。都合で、この時期になりました。
JTBのパック旅行を、利用しました。よくできた行程で、添乗員さんもよい人で、楽しんできました。一人では、こんなに効率よく回ることはできません。
ところで、休日でない日に休むことは、どうも落ち着かなくていけません(苦笑)。
この間もご覧いただいたように、ホームページを更新しました。事前に書きためてあった原稿を、予約投稿したり、旅行先のホテルから掲載しました。ホテルも空港も、インターネットが簡単につながり、便利です。連載原稿の校正もできました。

買うことと維持すること、手入れすることと買い換えること

鹿島茂著『クロワッサンとベレー帽』に、次のようなくだりがあります。p173
・・・何が好きといって、ガラスやグラスをピカピカに磨くことほどフランス人の好きなことはない・・・
・・・ではいったい、フランス人のこのピカピカ好きはどこからきているのだろうか? おそらくそれは、かつてフランスが貴族社会だった時代の名残なのだろう。つまり、貴族社会のころ、裕福さの度合は、所有しているモノの高価さよりむしろ、その高価なものを維持していくためにかける人件費によって計られたのである。
たとえば、バカラのような高価なクリスタル・グラスを所有していても、それを日常的に使用していることを示さなければ、本当に裕福とはいえない。しかも、そのクリスタル・グラスが購入時と同じ輝きを持って使用されていなければならないのだ・・・

納得します。カネがあれば、高価なものも買えます。しかし、それを維持する、手入れをして使い続けることは、もっとお金が必要ですし、その意志と時間が必要です。カネにものを言わせて、次々買い換えることもできますが、その人とは哲学が違うのです。

なお、これを考える際には、日本とフランスとの伝統文化の違いもあります。かの国では建物は石で造り、手入れをしながら長年使います。時には、外壁はそのままで、内部は作り替えるとか。我が国では、建物は木造なので、神社仏閣などを除いて、時間が経つと建て替えます。住宅において、この違いは大きいです。
維持する文化と更新する文化の違いです。
ところで、鉄筋コンクリートの建物は、どちらに入るのでしょうか。どうも更新派に属すると思われます。アパートも、壊して建て替える方が多いでしょう。タワーマンションも、30年も経つとどうなるのでしょう。

他者を引きつける魅力、国力とはなにか

フランス旅行中に、頭に浮かんだことがあります。「国力とはなにか」です。フランスが、現在なお世界の人を引きつける力です。

政治(学)では、力(パワー)は、相手にこちらの意向に従わせることです。その方法は大きく分けて、腕力(軍事力、暴力)、金力(経済力)、魅力(文化、憧れ、宗教など)があります。ここで取り上げたいのは、魅力です。
腕力は、相手が嫌々従います。金力も、仕方なく行動を合わせます。それぞれ力のある方が、それだけのコストをかけて、相手に働きかけなければなりません。しかし、魅力は、そんなことをしなくても、相手方が来てくれるのです。もっともスマートな方法です。

フランスは、軍事力と経済力では世界第一級ではなくなりました。しかし今なお、世界中から人を引きつけ、その動向は国際的に注目されます。かつての世界中の人が憧れたのは、華やかな都パリもありますが、その文化と芸術だったのでしょう。
美術、音楽、オペラ、立派な街並み、フランス料理・・・。しかしそれら以上に、フランスが輸出した(世界に範を示した)文化に、市民革命があります。象徴的に言えば、自由・平等であり、ナポレオン法典です。これは、世界を変えました。

このホームページでも、ハードパワーに対する、ソフトパワーは何度も取り上げています。「日本の魅力力」「国家のパワー再考・相手を動かす力と左右されない力」。
先日書いた「身につけた経済力を生かす」と合わせて、日本は何を遺すか、何を世界に売るかを考えています。
個人にも、適用できます。