カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

活躍する復興庁OB

バターが不足しないように、緊急輸入するそうです。農林水産省の森課長が、記者会見しています(NHKニュース)。森課長も、復興庁の経験者です。企画総括担当参事官として、施策全体を取り仕切ってくれました。何人かのOB仲間が見て、「かっこよく写っていましたよ」との評価です。
昨年末に続き、2度目の記者会見です。前回は「バターが足りない」という発表でしたが、今回は「不足しないように輸入するので、安心してください」という内容です。しかし、「また足りないのか」と受け取った人もいたようです。マスコミの伝え方に、問題があるのですかね。

会社が求めるのは大学の成績だけではない、2

・・ほかに求めるものは? 問題解決に向けて「責任感と当事者意識を持って参加する気持ちだ」。そして他者のより良い考えを受け入れる謙虚さ。「最終目標は問題解決に向けてみんなで協力して何ができるか。自分なりの貢献をしたら、身を引くこと」と説明した。
他者が貢献する場をつくりだす謙虚さだけでなく、「知的な謙虚さでもある。謙虚さがないと、学ぶことはできない」。一流ビジネススクールの卒業生の多くが伸び悩んでいるという調査があるが、原因はここにある。「頭の良い成功者はめったに失敗を経験しない。だから失敗から学ぶすべを身につけていない」
「それどころか彼らは、原因の判断において根本的な間違いを犯す。良いことが起きれば自分は天才、悪いことが起きれば誰かが間抜け、財源を得られなかった、市場が動いた、と。わが社で最も成功している人たちは熱い主張を持っている。徹底的に議論し、自分の考えを信じてやまない。でも『ここに新しい事実がある』と言うと、『ああ、そうか、それなら状況は変わるね。君が正しいよ』と言うだろう」。一人の中にプライドの高い自分と低い自分を同居させる必要がある・・
どの組織でも、基本は変わりませんね。

外から組織を見る、純粋培養の時代は終わった

日経新聞「私の履歴書」、今月は、川村隆・日立製作所相談役です。19日付けの「貴重な経験」から。川村さんは、副社長を最後に日立を去り、グループ会社の会長に転出します。その会社は規模が小さく、会社の全容がつかみやすいのです。
・・・組織の風通しも格段にいい・・・会社にとっても大事なプロジェクトであり、最初のキックオフ会議には、会長、社長も出席した。
その席で意見を募ると、驚いたことに机の後方に座る若手からどんどん手が挙がり、具体的な提案が飛び出してくる。開発の第一線に携わる彼らの意見は的確で、それをその場で次々に採用して開発日程や新製品の骨格が固まっていく。見ていてほれぼれするようなスピード感だった。
これが日立製作所なら、こんな展開にはまずならない。会長、社長の出る会議で若手が意見を言うことはほとんどなく、机の後ろに座って上層部が話すことを黙々とメモするのが関の山。「意見を言って、それが自分の上司の意見と違ったら具合悪い」と自制するのだ。
こうした経験を通じて、外から会社を見ることの重要性を痛感するようになった。日立という組織の中では当たり前の常識が、一歩外に出ると非常識に変わる・・・
・・・日立製作所とは違う企業文化に身を置くことで、経営者としての幅が広がるのだ。「純粋培養」を尊ぶ時代は終わったと思う・・
原文をお読みください。
かつて、河原春郎ケンウッド会長の話を紹介したことを、思い出しました(2007年12月15日の記事)。
・・・面白いたとえがあります。入社して「煙突」の中をはい上がり、社長や役員になって煙突を抜けパッと視界が広がる。自分は金箔をつけて出てきたと思っても、外から見ると煤だった。そんなギャップがある・・

「41年間東芝に勤めた生え抜きなのに、なぜそのギャップが生まれなかったのですか」との問いには、
・・・僕は会社では「エイリアン」でしたから(笑い)。28歳でGEに行き、「世界とはこういうもんだ」と思って帰ってきて20年、「あいつは変だ」といわれ続けた・・

今週も終わりました。仕事は終わらず

あっという間に、明日は土曜日。といっても、今週は水曜日まで連休でしたから、木金曜日の2日しか営業日はありませんでした(実は、水曜日も仕事をしたので、3日働きました)。
今日は、18時に異業種交流会を設営してあったので、「17時40分に退社するぞ」と宣言しておきました。17:30ごろ、上着も着て帽子もかぶって、出かける準備をしていたら、部下が軍団で攻めてきました。
復興10年計画のうち、今年度で前期の5か年(平成23~27年度)が終わります。そこで、復興庁では、来年度以降の5か年計画を検討中です。昨日は、大臣のお供をして、総理に検討状況を説明に行ってきました。マスコミで報道されているとおりです。その作業の報告に、来てくれたのです。
「残念やったねえ・・。本日の営業は終了したわ」と言ったのですが。そうはいかずに、10分だけ営業時間を延長。資料をすべて見る時間がないので、「明日見ておくわ」と言うと、ニコニコと「好きなだけ手を入れてください」との返事。それを狙ってきたな! K審議官、E参事官、H参事官、I企画官、T補佐・・・もっとも、私が「こんな資料、欲しいんや」と指示を出したのが、今朝でしたから、原因は私にあります。う~ん、職員は勤務時間中に仕事をして、私は時間外に仕事をするのですね。理想的かつ麗しい関係です(苦笑)。

東宮へのご進講、2

産経新聞の「皇室ウイークリー」5月2日に、名前が出ていたそうです。ある人に教えてもらいました。
・・・皇太子ご夫妻は4月27日、東宮御所で復興庁の岡本全勝事務次官から進講を受け、東日本大震災の発生から4年を迎えた中での被災者支援▽復興まちづくり▽産業再生▽原発事故後の風評被害対策-などについて聞かれた・・・