カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

忙しい年明けの1週間

新年の第1週が、終わりました。忙しかったです。皆さんもそうだったと思います。朝は8時過ぎに出勤して、職員が出勤するまでの間に、自分の時間を作っているのですが。最近は、9時には出勤する職員も多く、すぐに「ちょっといいですか」攻撃に遭います。国会議員や首長からの電話、復興庁外の方もたくさん訪ねてきてくださり、記者さんの取材もいろいろと。夜は、異業種交流会やら仕事の延長やらで・・。
仕事始めの4日からはこうなるだろうと想像して、3日に少し出勤して、片付けやら準備をしたのですが。その貯金も、すぐに使い果たしました。今週も「しなければいけない仕事一覧」を書き出して(連載「明るい公務員講座」第9回2月1日掲載予定を参照)、片付かない仕事を机に積んだまま、退庁。困ったものです。
ところで、国会が始まったので、一部の職員たちは、もっとすごい残業を強いられています。本会議質問の初日から、質問の判明が夜になった質疑者もいて、答弁資料作成時間が30時(朝6時)というものもありました。ごくろうさん。官僚の長時間労働の原因の一つが、国会待機ですが、今年も改善は進んでいないようです。

東京消防庁の活躍、事前訓練の重要性

月刊誌『近代消防』2013年11月号、関係者による座談会「3.11における東京消防庁作戦室の教訓」から(前回は2013年10月24日に紹介しました)。
東京消防庁では、訓練の際に、状況や手順が示されている「シナリオ訓練」の他に、それが事前には示されていない(順次わかる)「ブラインド型訓練」を行っています。3.11の前年、平成22年11月20日から21日にかけて、全職員24時間体制の訓練を、ブラインド型で実施しました。これが、3.11の際、すなわちこれまでに経験したことのない災害に役立ったとのことです。
松井救助課長:ブラインド型訓練が一番特徴的なのは、完結できずに終わってしまうことです。普通の訓練では、要救助者を全員救出して終了となりますが、24時間(訓練)では、発見できなかった要救助者がいたりするのです。そういう、残念な結果も経験できます・・
久保田消防係長:ブラインド型訓練を何度もやりました。やるたびに、失敗がありまして、その都度、指導を受けました。自分たちで検討会を行い、次はこうしようと工夫した記憶が残っています。そのおかげで、3.11の初動の時に、自然に動けたのではないかと思います。
新井総監:失敗経験が活きるのです。失敗した後の工夫が大事です。それで能力が向上するのです。失敗しない訓練をやってもしょうがないのです。
五十嵐副参事:宮城県の災害対策本部にいたときに(指揮支援隊長として、真っ先に宮城県に入って指揮を支援した)、このままでは、うまく行かないと思ったのです。そこである程度、イニシアチブを取って、一つ一つ決めてしまった方が早いなと思いました。何回も訓練をやっているので、こうしたらいいなというのがわかるのです。私が上司に叱咤されながら訓練したときの失敗は、現実に活きました。
例えば、連絡が取れない、状況がわからない状態で、人がどのように考えるかがわかる。具体的に何をしたらいいかが出てこない。自分から動こうとしない。そうであれば、やるべきことをこちらからどんどん提案することにしました。「今、大事なのは、状況確認ですよね」「道路の状況はどうですか」など話を振ると情報が出てきます。ブラインド型訓練で失敗を何度もしているからこそ、できるようになったのでした・・
松井救助課長:ある県でのブラインド型訓練で、「失敗して覚えましょうね」という話をしたら、「うちは失敗しません。しっかりやります」と話していました。でも、やっぱり見ていたら問題点がいろいろありました。「どこどこの方、現在の状況を教えてください」と聞くと、シナリオに書いていることしか答えられないので、こちらの質問には答えられませんでした。そのような訓練をやっていては、駄目です。実災害の時に、何をやって良いのかわからなくなってしまいます・・

充実した毎日

今日10月4日日曜日、遂に休日出勤を敢行。誉めた話ではないです、はい。先週は、昨日も入れて4日も出張。机の上に書類が山になっています。急ぎのものは処理してあるのですが、1週間ごとに片付けないと、あとが大変なので。
2つ抱えている原稿は、一つは連載なので、割り切りながら進捗。もう一つは共著なのですが、これは書きたいことが次々と出てきて、一進「二退」です。執筆の時間を確保するためには、異業種交流会を早めに切り上げる、新幹線中で頑張る、家での晩酌もそこそこにする。よって、今週末も、充実した休日でした。

なぜかしら、忙しい

土曜日曜と2日間もお休みをいただき、月曜火曜と出張しました。今朝水曜日の朝は、ふだんよりさらに早く出勤。予想されたように机に積まれた書類やたまっている電子メールの処理に、いそしみました。100通以上のメールや積まれた書類を、まずは、読んだらすむもの、直ちに返事するもの、後で処理するものに分類。8時半になったら、昨日旅先から携帯メールで指示しておいた案件を、職員が持ってきてくれて、それを処理。あとは、職員の波状攻撃を順次撃退。
夕方は、仕方なく節を曲げて、会議+議論を延長。17:45で切り上げたら、待ち受けている職員の攻撃に遭い、これを撃退。中には、「明日、新幹線の中で読んでおいてください」という合理的な参事官も。18時には、意見交換会の会場に急ぎました。お店に18:30に着いたら、ご主人が「いつも早い岡本さんが来られないので、職場に電話しました」と。ご心配かけました(笑い)。
明日は会津若松市へ出張、金曜日は職場に出て、土曜日はまた出張です。いつの間にか、9月が終わりました。今年もあと3か月、今年度はあと半分です。

霞が関の始まりは遅い

霞が関では、クールビズは続いているのですが、8月末でゆう活が終わりました。職員の多くは、また9時半始まりに勤務時間を戻したそうです。私は、前から8時半始まりにしてあるので、ゆう活もその後も変更無し。実際には、8時過ぎに入って、自分の時間を確保しています。
困るのは、放課後です。私は17:15に退庁するのですが、異業種交流会の開始時間が、遅いのです。私は、17:45とか18:00開始が良いのですが、参加する公務員が18:30でも無理だと抵抗します。彼らは、18:15まで勤務時間なのです。「年休余っているんだから、時間休を取りなさい」と勧めるのですが、夕方に仕事をしたい職員が多くて困ります。で、何があっても、私は8時半までには、会合を退席します。早寝早起き元気なよい子。かつて「夜の2時までに帰る奴は男じゃない」と言っていたとか、日付変更線まで飲むのが習慣だったとは思えません。何をしていたのでしょうか。反省。
電車の混み方がひどくて、9時半始まりが良いという職員もいます。でも、大臣は火曜と金曜日に8時や8時半の閣議に出席されるのに、幹部の多くが9時半始まりとはいかがなものですかね。