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日記

2007.10.11

朝晩すっかり涼しくなって、秋ですね。ご近所のキンモクセイが、甘酸っぱい香りを運んできます。虫の音も大きく。
毎週、朝日新聞は水曜日の夕刊に、読売新聞は火曜日の夕刊に、東京近辺の美術館と博物館の催し物一覧が載ります。「これとこれは行かなければ」と、切り取ってあるのですが。あっという間に1週間が過ぎて、「あれー、もう1週間が過ぎたのか」の繰り返しです。でも、そのうちに展覧会は、終わってしまうのです。

3連休

秋の3連休、皆さんは、どうお過ごしでしょうか。東京は2日間は天気が良かったのですが、最後の日は雨でした。私は2日目は外出、最後の日は授業の準備でした。休みが3日あると、いろんなことができて、うれしいですね。
授業は今のところ、地方自治制度の解説です。この分野を網羅的にしゃべるのは、自治大学校の教授だったとき以来です。もう、20年近くも前のことです。
レジュメをつくり、配布資料をつくり、講義ノートをつくりと、結構時間がかかります。地方財政に関しては、しょっちゅう講演をしたり原稿を書いているので、そんなに準備に手間取りません。資料も出来合いのがあるのですが、自治法分野はそうも行かず。近年、制度改正がされたところは、専門書を確認したり、専門家に問い合わせたり。
あまり専門的なことまでしゃべると、大学生には興味ないでしょうし、時間が足らなくなります。そこでいつものことながら、何に重点を置くか、何を切り捨てるかが、問題です。

富山県山岳警備隊

細井勝「遭難者を救助せよ-究極の任務に立ち向かう男たち」(PHP、2007年)が出版されました。富山県警山岳警備隊を紹介した本です。この警備隊は、NHKのプロジェクトXでも取り上げられ、何度か再放送もされたので、ご存じの方も多いと思います。
私は、椙田正隊長(当時は副隊長かな)につれてもらって、剣岳に登ることができました。夏の天気の良いときです。1度目は天気が良いのに、椙田さんの天気予報で断念。
「明日は雨が降るからやめましょう」「エー、こんなに天気が良いのに」「明日は降ります。雨の中登っても、景色も見えないし」「はい」。椙田さんは、豪雪の中でも登る人ですからね。翌日は、その通り雨になりました。
2度目で成功。他の人が1日で進むところを、2日かけてです。安全を見て、余裕を持って。おかげで、へばることもなく、山岳警備隊にも、購入したばかりの県の救急ヘリコプターにも、お世話にならずにすみました。県の総務部長が遭難しては、大ニュースになってしまいます。もう10年前のことです。ありがとうございました。椙田隊長のかっこいい写真は、この本の98ページに載っています。
富士山、剣山(徳島)、開聞岳、霧島、宮之浦岳(屋久島)と、多くはありませんが、良い案内人に恵まれて名山に登ることができました。もっとも、富士山は交付税課の面々だけ登って、とんでもないところを歩きました。
「剣岳をもう一度どうですか」と誘われても、今は自信がありません。登りは大丈夫なのですが、降りるときに膝が笑うのです。山登りの経験のある方は、おわかりでしょう。

再び組閣

今日は組閣でした。1か月前にやったばかりなので、関係者は緊張感は少し少なくなっていたようです。前回と同じメンバがーが、官邸に集合しました。控え室に大臣名簿が伝わってきて、多くの方が再任だとわかったときには、集まった各省の幹部からは、ほっとした雰囲気が流れました。新しい方が大臣だと、業務のご進講から始めて、人間関係をつくり・・と、業務は1か月分くらい遅れるのです。官邸での記者会見前の説明も、ほとんどなしで終わったようです。また、今回は皇居での認証式が明日朝になったので、深夜に及ぶこともなく、ありがたかったです。
再チャレンジ支援は、担当大臣は置かれませんでしたが、岸田大臣の所管業務として明示されたので、引き続き取り組むことになりました。

科学の伝道師

鎌田浩毅京大教授が、「火山噴火」(岩波新書、2007年)を出版されました。先生は、専門家が一般人へ知識を伝えるという「アウトリーチ活動」の重要性を説き、自らを「科学の伝道師」と称しておられます。このホームページでもたびたび、紹介しました。例えば、(伝道師活動)2005年1月4日。
今度の本も、火山災害について、一般市民に基礎知識と「減災」の知識を伝えようとのことです。お勧めします。