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日記

世論調査

今日は朝から、共同通信社の世論調査を受けました。先日、郵便で「選挙人名簿で無作為に選んだところ、あなたが選ばれた。土日に調査員が伺います」という知らせをもらいました。記者クラブの浜本記者に「当たった」と報告すると、「珍しい。この勢いで、宝くじを買ったらどうですか」と喜んでもらえました。前回の調査を見ると、全国250か所で3,000人を選んだとのことですから、かなりめでたいことですね。
問は、内閣支持・支持政党という定番のもののほか、景気、増税、裁判員制度でした。郵便には「引換証」が入っていて、これを調査員に渡すと、グッズがもらえるのです。調査員がちゃんと調査したかを確認する、優れた方法ですね。
問に答えたあと、今度は私から調査員に逆取材。何せ、滅多にないことですから。調査員一人で、何人くらいを受け持っているのか、何人に会えたか、回答はもらえたかなどなど。住所と氏名だけで訪ねていくので、家を確認するのが大変な場合があるとのことです。私の場合も、住宅地図に載っていなかった(引っ越して新しい)、表札が出ていない(住居表示板を出しているだけ)ので、昨日はわからなかったとのこと。「こんなにスムーズに答えてもらったのは初めてです」とおほめをいただきました。
その後、税金の申告書を、税務署まで出しに行きました。杉並区は住基カードをもらえないので、電子申告ができないのです。税務署は、自転車ですぐです。そして、キョーコさんに言われて、スーパーまで買い物にも行きました。それぞれ、社会人としての責務、国民としての責務、家族としての責務を果たした休日です。といっても、ほんのわずかですが。

中先生のコンサート

今日は、中博昭先生のコントラバス・コンサートへ行ってきました。先生は、元N響の首席コントラバス奏者です。私が富山県勤務の時、魚津短大の学長をしておられました。なんと、下手なフルートで一緒に演奏させてもらったこともあります。その時は大勢でした。先生から楽譜を渡され、「これを練習して、一緒に合奏しましょう」と言ってもらいました。残念ながら、私が一定水準に達せず、そのご指示は守れませんでした。
楽壇生活50年!77歳のお祝いをかねての会でした。演奏会の後は、場所を変えてパーティーへ。魚津から応援団が大挙して押しかけていて、それは賑やかでした。「今日は、フルートを吹かないの?」とか聞かれ、最近の練習不足を反省しました。

本を書くのは自分のため

本棚を眺めていて、水谷三公『王室・貴族・大衆』(1991年、中公新書)が気になって、取り出しました。あとがきに、次のような記述がありました。
・・なにかわからないことがあったら、それについて本を1冊書いてみるのがよい。ヨーロッパにはこんな格言があると、『ヨウロッパの世紀末』(新潮社)のあとがきで、文芸評論家の吉田健一氏が紹介されている。してみると、ヨーロッパでは、本はまず読者のために書かれるというより、著者自身のために書かれる場合が多いと推測して、大過ないのかもしれない・・
「そうだったけ」と、今度は吉田健一『ヨオロッパの世紀末』(1994年、岩波文庫)を引っ張り出すと、確かに「・・そのヨオロッパに、何か解らないことがあったらそれについて1冊の本を書くといいという格言がある。これは本当であるようであってヨオロッパについて今度これを書いているうちに始めて色々なことを知った気がする・・」とあります。
うーん、読んだときには頭に残らず、問題関心を持って読むと、なるほどと思うことが多いですね。また、本の方から呼んでくれるというのも、本当ですね。本棚には前から積んであったのに、なぜ今の時期に取り出そうと思ったのか。自分でも不思議です。実は、この本に限らず、大論文執筆中に、いろんな本が連鎖的に出てきます。「そういえば、あの本にもこんなことが書いてあったな」と。
さて、私の原稿書きは、まさにこの格言に相当します。書いて行くうちに、自分の考えが整理されるだけでなく、いろんなことを調べるので、ようやくすこし解ってきます。

東京は、昨夜も雪が降り、今朝は少し積もっていました。しかし、朝から気温が上がり、早々に溶けました。家の隅に植えた水仙の花が、茎の途中で折れてしまいました。落ちてきた雪の重みででしょうか。

2008.02.03

今日の東京は、1日じゅう雪でした。朝2~3センチ積もっていたので、家の前の道路を雪かき。踏み固められない前に。こんな時しか履かない長靴を出し、道具はないので、ちり取りでです。
静かですねえ。もともとあまり車の通らないところなのですが。ご近所の木々にも積もって、なかなかの風情です。
その後も、降り続きました。夕方に、もう一度、雪かき。明日の朝、道路が凍らないと良いのですが。