カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

職員に感謝する会など

9日の放課後は、職場の職員に感謝する会でした。
先日、Y参事官がやってきて、「班の仕事が一区切りついたので、班の職員で打ち上げをする。ついては、岡本統括官には出席を認め、職員にお礼をする機会を与えてあげる」という趣旨のことを、「上品な言い回し」で命令してくれました。喜んで出席し、ふだんのご苦労にお礼を言いました。ただし、みんなを招待するだけの資力がないので、職員にビールを注いで回ることで、許してもらいました。
で、家に帰って気持ちよく熟睡していたら、携帯メールがなりました。「う~ん」と思いつつ、携帯を見ると「本日の国会待機は解除します」との連絡でした。25時過ぎです。「何で、今頃までかかるんや」と思いつつ、「ありがとう。おやすみ」と返信して、再度熟睡。
今朝、国会班に聞いたら、今日の本会議質問のうち、最後の質問が判明したのが24時だったとのこと。総理答弁があったので、全省庁が待機していたのでしょう。復興庁は、質問が当たりませんでしたが。3月28日にも、書いたばかりです。最近、質問判明が深夜になることが多いようです。

便利も困る

7日の読売新聞夕刊に、「消せるペン悪用困った」という記事が載っていました。
一度書いた文字を、ゴムでこすると消えるボールペンがあります(消すことができるボールペン)。ヒット商品で、売れているそうです。消しゴムで消せるとは、鉛筆やシャープペン並みですね。一定以上の温度を超えると、透明になるインクを使っているのです。
ところが、この性質を悪用して、不正を働く職員がいます。記事では、時間外勤務実績を上司の決裁を受けた後に、人事課に提出する際に書き換えて、超勤時間を水増しした例などが紹介されています。う~ん、よく考えましたね。
決裁文書や公文書は、ペン(インク)で書くことが決まりです。それは、書き換えることができないことに、意義があります。
新人職員がたまに、鉛筆書きで決裁を持ってくることがあります。その際は、「私の決裁をもらった後で、書き換えようとしているな」と笑いながら、ペンで書くことを教えています。ところが、このペンで書くと、鉛筆で書いた決裁文書と同じです。
職場で聞いたら、復興庁では、決裁文書や公文書には、このペンの使用を禁止しているとのことです。納得。
推理小説では、既にトリックに使われているのでしょうか。見破り方も簡単なので、使えませんかね。

便利になりました。予定表

私は、ITは嫌いですが、インターネットと電子メールは便利ですね。ところで、つい最近、もう一つ便利なことを知りました。予定表の管理と共有です。
私の日程(予定)は、K秘書が管理してくれています。パソコンの「予定表」でです。これは便利で、私のパソコンでも見ることができます。見るたびに、「あっ、また予定を入れたな」と気づきます。帰宅するときは翌日分を印刷して、金曜日には翌週分を印刷して渡してくれます。前日に渡してくれるときは、すかすかの日程なのに、K秘書が当日次々と仕事を入れることについては、何度も書いているとおりです(苦笑)。
しかし、私とK秘書だけでなく、復興庁内の職員がみんな、私の予定をそれぞれのパソコンで見ることができるのです(アウトルック、スケジュールの共有)。これは便利ですよね。一々私の秘書に電話をかけたり、歩いてきて私の空いている時間を確認する必要がありません。それぞれのパソコンで私の空いている時間を確認した上で、私の秘書に予約(アポイントメント)を入れれば良いのですから。
K秘書や職員に聞いたら、「そんなの、とっくの昔から使っていますよ」(知らないのは、岡本統括官だけです)と、笑われました。

怒濤の1週間

3月1日から続いた、長い1週間が終わりました。この間、被災地視察(2泊3日)、宮城復興局(仙台)出張、大阪でのシンポジウム2回。東京では、自民党と公明党のそれぞれの加速化本部会議、連合での講演など。その上に、3.11を控え、記事や連載に力を入れてくれている、マスコミ各社の記者さんからの質問への対応。でも、関心を持ってもらえ、そして正しく伝えてもらえるなら、ありがたいことです。
昨日土曜日は、久しぶりに職場に休日出勤ができて、資料の片付けが進みました。たまっていたメールへの回答。積み上がった資料は、高さで15センチメートルは処理できました。あと25センチほど、残っていますが。実り多い1週間でした。

働く高齢者

2月18日の日経新聞に、「高齢者、働く人の1割に」という記事が載っていました。
65歳以上の就業者数は、2013年に636万人で、前年に比べ7%も増え、就業者全体に占める割合が初めて1割を超えたとのことです。
2012年で比べると、日本の9.5%に比べ、アメリカが5.1%、イギリスが3.2%、ドイツが1.9%、フランスは0.9%でしかありません。日本の高齢者の雇用が、際立っています。
また同じ調べで、65歳以上人口のうち労働力率(仕事に就いている人や働く意欲のある人の割合)は、日本は19.9%、アメリカは18.5%ですが、イギリスは9.2%、ドイツは4.6%、フランスは2.3%です。
これは、日本の高齢者が元気だからとか、生きがいがあると喜んで良いのか、それとも高齢者になっても働かなければならないと悲しむべきことなのでしょうか。かつて、西欧の労働者たちは、早く引退して年金生活でゆっくりしたい人が多いと、聞いたことがあります。
70歳くらいまでは多くの人が元気ですから、65歳以上とひとくくりにせずに、65歳から70歳までの数字、そして70歳以上の数字が知りたいですね。
私は、元気なうちは、そして社会に役立つのなら、何らかの形で働きたいですね。でも、「迷惑だから出てこないでください」と、言われないようにしなければ(参考「働く高齢者」2006年7月3日)。