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慶應大学、地方自治論Ⅱ第10回目

今日14日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第10回目の授業。
いつものように、前回の授業で学生に書いてもらった質問に答えました。なかなか鋭い点をついてくる感想や質問があります。このような学生は、良い評価を与えたいし、世の中に出ても出世するでしょう。

白紙の出席カードもありますが、まあ、出席するだけでも良しとしましょう。でも、せっかく90分を使っているのですから、出席したら全力で授業に取り組んで欲しいですね。のんべんだらりと90分を過ごすのは、もったいないです。
壇上から話しかけている際に、うなずく学生やなど、目の輝きで学生たちの集中度がわかります。もちろん、学生にとってつまらない授業をしていては、学生の目も腐ってくるでしょうが。
「代返」と思われるカードもありますが、そこは大人の対応ということにします。もっとも、私にばれるようでは、実社会ではダメでしょうね(笑い)。

今日は、交付税制度のおさらいを終えたあと、地方債の説明でした。「本を読んでもよくわからなかった地方債が、よくわかりました」という意見がありました。うれしいですね。

東京名所、東京キャラクターストリート

東京キャラクターストリート」ってご存じですか。東京駅八重洲北口地下一階にある、お店が並んでいる通りです。リンク先のホームページを見て頂くとわかります。

テレビ局のマスコットキャラクター(NHKのどーもくんなど)や、ポケモン、ハローキティ、リラックマ、プリキュアなどなど。子供や若い人が見たら、絶対に喜ぶお店です。それらが、一か所に並んでいるのです。すごい数です。子供さんを連れて行ったら、数時間は動かないでしょうね、笑い。

私は、日本橋や八重洲で異業種交流会に出席したあと、丸ノ内線に乗るために、東京駅の地下通路を通るのですが、その途中に、この通りがあります。大人でも、楽しめますよ。東京の新名所の一つです。

外の人との議論が新しいアイデアを生む

12月13日の日経新聞夕刊「私のリーダー論」は、山本良一 J・フロントリテイリング社長の「異分子を交ぜ、変革を生む」でした。

・・・「当社は大阪・梅田や札幌の店などで、百貨店のビジネスモデルを転換してきました。従来と同じ業務であれば、同じ価値観、言語、考え方で百貨店事業をブラッシュアップしていけば強くなれます。でも、現在の競争相手は百貨店だけではありません。インターネット通販であったり、アウトレットだったり、ありとあらゆる業態との競争を迫られています。かつてと同じやり方では、たぶん競争に勝てないでしょう」
「銀座の店舗については百貨店はやらないと宣言しました。ではどういう施設にするか。一緒に取り組んだのが森ビル、住友商事、仏高級ブランドのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)が出資する不動産会社の3社でした。我々と全然違う価値観、育ち方をしている人たちと、私も含めて当社の社員が議論をするわけです。火花が飛びますよ。でも、そこにエネルギーが生まれ、どんどん発想が広がっていきました」

――激論を交わしたと。
「そうです。摩擦が起き、火花が飛んで、新しいものが生まれる。そのほうがずっといいと思う。もし社内だけのプロジェクトだったら、私が百貨店をやらないと言っても、百貨店に近い施設になっていたと思います。同じ業界の人間からは違う発想は出にくい。森ビルや住友商事とは考え方が違います。いろいろなことを理解し合いながら、お互いのノウハウを勉強することができました」

――他社との協業や外部人材の採用などを「異分子結合」と呼んでいますね。
「社長になってからカードなど金融ビジネスの強化を掲げました。ところが、従来のメンバーでは新しい発想が出てこない。そこで、外部から専門性を持つ幹部を連れてきました。組織の中で違和感を持つ人もいましたが、斬新なアイデアが生まれてきています」
「百貨店事業では優秀な人材ですばらしい能力を持っていても、IT(情報技術)など他の分野はわからない世界です。そこに専門的な人材を入れる。価値観や仕事のやり方が違う人材を入れて、新しいものを作り出す。協業を含めて、そういうことを私は異分子結合と呼んでいます。社員にも、外に行ってこい、百貨店とは関係のない多様な人材の話を聞いてこい、とよく言っています。今の時代は大変革期ですし、過去の延長線上に未来がないのは確かですから」

同感です。身内同士で議論をしても、その枠を超えた話は出て来ません。異業種と交流することで、新しいアイデアが出るのです。
もちろん、その中には役に立つものと、役に立たないものがあります。それを見極めるのは、本人のあるいは上司の責任です。
また、身内の者が枠を超えた発想を発言をしたら、排除されるでしょう。部外者が言うと、同じ内容でも「なるほど」と納得してもらえる場合もあります。

グローバル化とグローバリズムの違い

12月7日の日経新聞オピニオン欄に、クラウス・シュワブ世界経済フォーラム会長の「グローバル化、関与と想像力を」が載っていました。

「第2次世界大戦後、国際社会は一丸となって共通の将来の構築を目指した。現在、再び同様のことが必要になっている。
2008年の金融危機後の景気回復はもたつき、まだら模様だった。社会のかなりの人々が政治や政治家に対してだけでなく、グローバル化と経済システム全体に不満を抱き、怒りを募らせる。不安といら立ちが広がる時代には、ポピュリズム(大衆迎合主義)が人々を引きつける」
として、その次の段落で次のような趣旨を述べておられます。

すなわち、グローバル化とグローバリズムは、異なる概念である。
グローバル化は、技術や思考、人々、製品の移動が進む「現象」であること。
他方、グローバリズムは、国益よりも、ネオリベラリズム(新自由主義)的な世界秩序を優先する「イデオロギー」であること。

原文をお読みください。

「まず出来ますと言え」

日経新聞12月9日の日曜版に、石原和幸さんが特集されていました。石原さんは、イギリスのチェルシー・フラワー・ショーで、10回も金賞に輝く庭園デザイナーです。
この仕事に転身する前に、花屋の経営に失敗し、大きな借金を背負いました。

配達先のお客に「庭はできるの?」と聞かれ、「できます。得意です」と即答したそうです。
・・・実際はど素人で、ホームセンターに駆け込んでレンガの積み方を勉強した。盆も暮れも庭を造り続ける。「『ほんとに頼むんかい』って思うような注文も、なんとかやり方を考える。アイデアマンになれたのは、借金のおかげです」・・・