岡本全勝 のすべての投稿

広野町の米作り

原発事故で一時避難をお願いした広野町で、米作りが再開され、新米ができました。広野町は、福島県浜通り、いわき市の北にあります。第一原発から半径30キロですが、放射能汚染の影響はありません。今年は、水田の約半分で、作付けが行われました。
消費者に安心していただくため、入念な検査をしています。消費者が、風評被害に惑わされず、買ってくださることを期待しています。ここまで検査している米は、他にないのですから、安全です。

今日は趣向を変えて、楽天優勝

今日26日夜、プロ野球の楽天ゴールデンイーグルスが、パリーグ優勝を決めました。実は、私は楽天ファンなのです。
元々は、セリーグでは阪神タイガース、パリーグでは近鉄バッファローズを応援していました。若い頃、宴会では、上司と一緒に六甲おろしを歌い、職場の遊びでは、近鉄のユニフォームを着てソフトボールをやっていました。あの角のマークと、トリコロールはきれいでした。ちなみに、岡本太郎さんのデザインです。
でも、阪神タイガースはメジャーすぎて、応援しても甲斐がなく。近鉄はつぶれ、その後は実質の後継球団である楽天を応援していました。まあ、弱いチームでした。でも、「常勝を義務づけられているチーム」とは違い、負けても苦になりません(負け犬かな、苦笑)。
昨日までに、マジックは2。今日、楽天が勝って、2位ロッテが負ければ、優勝です。夜の会合で、ある人が携帯で確認して、「今日の楽天の優勝は、ないよ。途中経過で、ロッテがリードしていて、楽天がリードを許しているわ」とのこと。でも、こちらは十分余裕があります。「しゃあないなあ・・」。
と思いつつ、家に帰って、インターネットで確認したら、9回で田中投手が出ています。「え~、じゃあ優勝するのだ」。どこかのチャンネルで中継していないかとテレビをつけたら、さすがNHK。中継中でした。1点差で2アウト3塁2塁。う~ん、しびれますね。最後は田中投手が三振をとって、試合終了。
球団創設9年目で、優勝です。たいしたものです。私としては、なぜ勝てたか、逆に他のチームはなぜ勝てなかったか。それを分析しなければなりません。そんなことは別にして、うれしいですね(笑い)。
星野監督の胴上げを見ましたが、田中投手、嶋捕手、松井キャプテンも、胴上げしても良かったのに。

復興推進委員会

今日は、有識者会議である復興推進委員会を開きました。今日の議題は、「新しい東北」です。復旧の先を見据えて、東北の未来、さらには日本の未来を切り開くために、「新しい東北」という名の下に、いろんな挑戦を支援しています。
一つは「モデル事業」です。もう一つは「人材派遣の仕組み」です。三つ目は「投資の促進」です。
もちろん、企業が自らのリスクで投資してくれれば、苦労はありません。他方で、公費丸抱えでは、補助金がなくなったらその事業は終わります。その中間が狙い目です。起業家支援やインキュベーターも、同じだと思います。
ご協力いただいた提案者や、審査をしてもらった有識者の方に、お礼を申し上げます。モデル事業の選定は、約60事業を絞り込みましたが、最終調整中です。決まり次第、お知らせします。

ムラ社会を打ち破る

9月22日の日経新聞経済の日曜に考える「社外取締役、義務づけは必要か」。「社外取締役のいる企業の割合が東証1部で6割を超えた。企業統治の観点から上場企業に選任を義務づけるべきか、今まで通り各企業の判断に委ねるべきか」というテーマです。富山和彦さんの発言「ムラ型統治、打破を」から。
・・なぜ社外取締役が必要か、米国と日本では全く理由が異なる。米国では社内で最高経営責任者(CEO)の権限が非常に強く、高額報酬を得ようとして会計操作などの不正に走ることがある。2001年に破綻した米エネルギー大手のエンロンがそうだ。だからCEOが暴走したときに解任できるよう、全取締役の過半数は社外と(上場規則で)義務づけられている。
一方、日本では社長の権限はそれほど強くなく、暴走するほどパワーのある人も少ない。取締役会では社長以下のサラリーマン役員が互いの顔色を見て、空気を読みながら物事を決める。あつれきを避けようとするから、不採算事業からの撤退といった重要な意思決定を先送りする。こうした「不作為の暴走」を許す「ムラ型ガバナンス」が日本の大企業が抱える最大のリスクで、ムラの空気をかき乱すのが社外取締役の使命だ。
「少数の社外取締役で取締役会の意思決定を変えられますか」という問に対して。
・・日本の取締役会はしこりを残さないようにと事実上、全会一致が原則だから、少数でも社外取締役が反対すれば決議できない。だから量より質が重要で2人でも十分機能する。例えば不振事業の再建案が上がってきた時、社外取締役が「事業の存続は難しいと思う。撤退や売却を検討していなければ賛成しかねる」と述べれば差し戻しになる。私自身、社外取締役として似たような経験がある・・
後は、原文をお読みください。