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公務員のセクハラ、パワハラ防止

12月は、1日から公務員倫理週間が始まり、4日からは「国家公務員のセクシュアル・ハラスメント防止週間」が始まりました。復興庁も常駐職員が500人になり、全職員に注意を喚起するとともに、ビデオ学習やインターネットによるテストを受けてもらっています。また、セクハラと合わせ、パワーハラスメントの防止も呼びかけています。
実際の事例を、見てください。ひどいのが、ありますね。国家公務員の人事関係の相談件数のうち、22%がパワハラで、セクハラが3%、パワハラ以外のいじめが6%です。職員教育が必要なわけです。
でも、12月は、1年で一番忙しい時期なのですよね。2つ合わせて「週間」をしなくても良いと思うのですが。倫理週間は、年末年始に羽目を外さないようにという、歴史的なものなのでしょう。セクハラ、パワハラは、春や秋にやれば良いのに。わざわざ重複して行うには、何か理由があったのでしょうね。

本業の様子

職員が、懐かしい写真を送ってくれました。平成23年7月29日19時15分の職場(復興対策本部事務局)の様子です
復興基本方針の本部決定直前です。当時の与党手続きが少々混乱し、それへの対応に追われていました。私は右手に携帯電話、左手に方針案文を持って、現場にいる職員と連絡を取りながら加筆修正をしているところです。今となっては、懐かしいですね。記録に残してくれて、ありがとう。
発災直後の被災者生活支援本部の写真も、残してあります。こちらは、もっと混乱していました。
当時の職員は次々と、親元の省に戻っています。時々、メールをくれます。「当時は大変でしたが、懐かしいです」「岡本統括官のホームページを楽しみにしています」「キリ番をゲットできませんでしたが、きりの良い数字をゲットしたので、画像を送ります」とか。
復興本部や復興庁での経験を、次の職場で活かしてもらいたいです。苦労すること、これまでにないことをすること、ふだんとは違った人たちと一緒に仕事をすることは、勉強になるはずです。岡本統括官に鍛えられ、全勝流の仕事の運びを経験することも(苦笑)。(2013年12月5日)


当日の記事を引用します。
・・昨日、基本方針を決定したので、私たちの仕事は一つの山を越え、次の段階に入ります。
昨日は、本部会合が、与党調整作業によって、20時15分にずれ込みました。ゴーサインが出てから、官邸での会議まで30分。通常なら、2時間は間があるのですが。全大臣への開会のお知らせ、マスコミへの公表、資料の印刷(これもかなりの数になります)、会場での配付、そして会議後の記者会見の設営などです。事前に工程表(誰が何時に何をするか)を作り、各担当が準備をしていたので、間に合わせることができました・・・。続きは(2011年7月30日)をお読みください。

避難者数の推移

全国の避難者数を、毎月発表しています。これまでの推移がわかるように、一表にまとめてもらいました。
少し減りつつありますが、まだ多くの人が避難したままです。住宅を自力再建した人は自宅に戻っていますが、高台移転では本格的な工事はこれからですし、原発事故避難区域はまだ多くの地域が帰還できません。すなわち、これらの条件が変わらないと、避難者数は減らないのです。

2013.12.04

今日は、参議院復興特別委員会で審議がありました。政府参考人として、1問答弁に立ちました。昨日も通告はあったのですが、実際には質問がなく、空振りでした。
さらに今日は、平野参議院議員(前復興大臣)が質問の最後に、「復興庁職員は、仮設住宅を見て回るように。特に良いところでなく、条件の悪いところを」という趣旨の発言をされました。その際に、委員会室の隅に座っている私の方を見て、「岡本統括官は、わかっているから」とも、付け加えられました(苦笑)。全員が私の方を向かれたので、私は黙って立ち上がって一礼しました。
委員会終了後に、平野議員に、「あれは不規則発言じゃないですか」と笑いながらお礼に行ったら、「議事録に載ったから、しっかりやるように」と念を押されました。

復興特別委員会審議

今日は、午前午後と、衆議院復興特別委員会の審議でした。質問の多くは、福島の復興になっています。岩手、宮城の津波被災地域では、住宅再建のめどが立ったのに比べ、福島では、まだ見通しの立たないところが多いからです。復興の前提となる、廃炉作業や汚染水対策、賠償、除染と中間貯蔵施設建設も、まだです。明日は、参議院復興特別委員会で審議があります。
昨日今日と、いつものように自宅のパソコンに送られてくる答弁案を確認しています。私は自宅で作業できるのですが、職員は職場に残って作業です。申し訳ない。