岡本全勝 のすべての投稿

それはないでしょ。トータルコーディネイト

先日の雨の日、地下鉄の中で。私の前に座っているお嬢さん。持っているのは、ブランドもののバッグ。着ているコートも高そう。化粧もばっちり、ちょっと濃いめだけど。なのに、傘は使い捨てのビニール傘、300円くらいかな。おいおい、おじさんは見てるぞ。昨日から、雨の天気予報だったよ。

セクハラ防止週間

12月1日から公務員倫理週間が始まったことを、お知らせしました。4日からは、セクハラ防止週間が始まりました。復興庁でも、全職員にeラーニングや小テストをしてもらいます。セクハラだけでなく、パワハラについても注意を喚起しています。昨年も紹介しましたが、教材を見ると、とんでもない事例が載っています。

参議院復興特別委員会、会議録。2

11月17日の参議院復興特別委員会で、平野議員が私の名前を出されたことを書きました(11月17日の記事)。参議院のホームページに、会議録が載りました。一番最後のページです。
○平野達男君
・・最後に、二分で地元の話だけ、ちょっと要望を竹下大臣にお願いしたいと思います・・三陸鉄道、三陸の北と南はこれはとっくに復旧して、今もう電車が走っています。観光客もたくさん来ています。それから、大船渡から気仙沼に関してはBRTの工事が進んでいます。ところが、宮古と釜石間は工事の着工すらできていないんです。四年目にして全く何にも着手もされていません・・
・・というのは、これはJRと岩手県の中でのにらみ合いが続いているんですね。このにらみ合いが続いている中で、積立金という問題があるんですが・・これを、ここは竹下大臣に骨を折ってというわけにいかないでしょうか。
もし大臣があれでしたら、復興庁の岡本全勝もいますから、彼にやらせてもいいと思いますけれども、いずれそういうことで、ここで復興庁がもう仲介案を作って、もうどっちか、両方を見やりながら妥協させるという努力を是非、できれば私は大臣に是非お願いしたいと思うんですが、どうでしょうか・・

お知らせ、被災地と支援者をつなぐコーディネイト

ワーク・フォー・東北」が、被災地で働く専門人材募集の説明会を開きます。12月8日に東京でです。すでに現地で働いている人たちも登壇して、経験談を話してくれます。これまでに、45人の人が派遣されています。
被災企業と支援してくれる大手企業とをつなぐ「結いの場」を、12月9日に南相馬市で開きます。今回は、金属加工業の方々です。実は、福島県浜通りは、機械や金属加工業が盛んです。ノウハウの乏しい中小企業に、大手が技術支援などをしてくれます。
これらは、支援してほしい現地や企業と、支援したい企業や人とをつなぐ試みです。地域振興や産業振興には、このようなコーディネイトが重要です。お金やモノの支援ではできない分野について、新しい行政の手法だと考えています。

倫理と法。生殖補助医療

11月23日の日経新聞「日曜に考える」は「生殖補助医療、どう法整備」でした。夫婦間の不妊治療(人工授精、体外受精)は、親子関係に問題を生みませんが、第三者が関わると難しい問題が起きます。夫婦以外の人からの精子や卵子の提供、代理出産です。問題が多いので法律で禁止するという案もありますが、子供を望む親がたくさんいるので、反対も多いでしょう。そして、隠れて行う人や海外に行って行う人が出てきます。
第三者が関わった場合、誰を親と認めるのか。ここから法律の世界に入ります。親子関係を定める必要があるのです。精子を提供してもらった場合、父親はその男性か、生んだ女性の夫か。卵子を提供してもらった場合、母親は卵子を提供した女性か、生んだ女性か。代理母出産をした場合、母親は誰か。提供者をわからないままに、提供を受けた夫婦の子供にするのが、子供の幸せのような気もしますが、親を知りたいと思う子供の声にどう答えるか。
医療技術が進歩したから、出てきた問題です。現行の民法は、想定してません。どれが正しいという問題ではないので、答えを出すのは難しいです。
「臓器移植を進める際に、何をもって死と認定するか」を決めるときもそうでした。役所(官僚)が検討して、答えを出すことができるテーマではありません。論点は整理できますが、政治が決めなければなりません。倫理を政治がどう扱うか。政治や行政を論じる際の重要なテーマだと思うのですが。教科書には、出てこないようですね。