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日本文になじまない英語とカタカナ語

朝日新聞1面下に、「しつもん!ドラえもん」という欄があります。小学生向けでしょうか。
8月20日は、コンピューター編で「コンピューターの頭脳(ずのう)の中心(ちゅうしん)で、情報(じょうほう)を処理(しょり)したり計算(けいさん)したりする電子回路(でんしかいろ)をなんていう?」でした。
答えは、CPU(中央演算処理装置・ちゅうおうえんざんしょりそうち)です。

小学生には少々難しい、と思う問いですが。ここで取り上げるのは、CPUという言葉です。これを見ただけでは、何のことかわかりませんよね。中央演算処理装置という言葉だと、正確にはわからなくても、何かしら理解ができますよね。
むやみに英語やカタカナ語を使うのは、困ります。
先日も、ピクトグラムという表現がありましたが、多くの人にとって???でしょう。「絵文字」といえば通じるのに。

豊かな余暇を楽しむ

日曜日の日経新聞には、別刷りのカラーページが折り込まれています。「こんな日曜日が待ち遠しい。The STYLE」です。
新しい生活スタイル、少々お金を持っている企業人向けのようです。値の張る料理やお酒、服装などが紹介されています。活躍中の企業人の趣味なども。
仕事に没頭している社会人に、仕事を離れた生活の情報を提供しているのです。

私は、月曜の朝、福島に向かう新幹線の中で読むことにしています。
若いときは、仕事一筋で時間の余裕もなく、お金はもっと余裕がありませんでした。
最近ようやく、キョーコさんのお供で旅行することができるようになりました。食事とお酒も(このあと楽しめる回数も多くないと思い)、少しはましなものを選ぶようになりました。もっとも、そんな高価なものは無理ですが。

8月18日の紙面は、瀬戸内海クルーズの「ガンツウ」を紹介していました。2泊3日で、40万円から100万円だそうです。
船の形からして、日本らしいです。エーゲ海のクルーズをうらやましがるのではなく、日本でも、このような船旅ができる、そして乗る人がいるようになったのですね。

データ量、エクサバイト、ゼタバイト

8月15日の読売新聞解説欄「データ爆発時代に生きる」に、データの量を量る単位が載っていました。1単位は、バイト(B)です(もっとも、一番小さな単位はビットで、1バイトは8ビットです)。忘れないように、引用しておきます。

1000バイト=1キロバイトKB 400字詰め原稿(0.8KB)
1000キロバイト=1メガバイトMB=100万バイト シェークスピア全著作(5MB)
1000メガバイト=1ギガバイトGB=10億バイト CD(0.7GB)
1000ギガバイト=1テラバイトTB=1兆バイト ノートパソコンのハードディスク(1TB)
1000テラバイト=1ペタバイトPB=1000兆バイト 3D映画アバターに使われた記憶装置(1PB)
1000ペタバイト=1エクサバイトEB=100京バイト 巨大IT企業が保管しているデータ量
1000エクサバイト=1ゼタバイトZB=10垓バイト 地球をすっぽり覆う1ミリ方眼紙のマス目すべてに全角文字を書いたデータ量

デフレの原因、経験に基づいて将来を予測する

8月9日の日経新聞経済教室、渡辺努・東京大学教授物の「物価停滞の実相 若年層のデフレ経験が増幅」から。

・・・物価は幾分上昇の兆しがみえるものの、消費者物価が毎年2%上昇する状態を実現するとの日銀の物価目標は未達であり、めども立っていない。日銀の見込み違いはどこにあったのか。
異次元緩和の初期には、日銀がインフレを起こすと宣言しさえすれば、人々は将来物価が上がると予想し始め、そうなれば消費者はある程度の物価上昇を受容し、企業も値上げに踏み切ると考えられていた。筆者も含め学界主流派もその考えを支持していた。だが実際には「言葉」ではデフレ脱却を果たせなかった。
日銀の言葉は市場参加者には確かに伝わった。実際、異次元緩和の開始直後には将来のインフレを織り込む形で市場金利が急上昇した。しかしデフレ脱却に必要なのは企業や消費者が行動を変えることであり、日銀が言葉を届けるべきは企業経営者や消費者だった・・・

・・・どこに勘違いがあるのか。筆者がジェス・ダイヤモンド法政大准教授、渡辺広太キヤノングローバル戦略研究所研究員と立てた仮説は、言葉でも事実でもなく「経験」がインフレ期待を決めるというものだ。
ある人のインフレ期待はその人がこれまで経験してきたインフレに左右されるという仮説だ。例えば50代の人は1970年代の石油危機時のインフレを経験している。さらにその上の世代は戦後まもなくのハイパーインフレを実体験した。前述のアンケート調査によれば、これら世代のインフレ期待は異次元緩和に反応してしっかり上昇した。
一方、80~90年代生まれの世代は、インフレ期待が上がっていない。なぜか。生まれてこの方、デフレしか経験していないからだ・・・

原文をお読みください。

人類進化の理由

人類が、どのようにサルから分かれて進化したか。興味がありますよね。さらには、生物の進化、日本人がどこから来たかも。私も、これまで何冊かの本を読みました。
8月10日の日経新聞夕刊、親子スクール「人類はいつ生まれたの」に、近年の研究成果を踏まえて、簡単に整理されていました。

一番のなぞは、二本足歩行、脳の発達、言語の習得でしょう。一番と言いながら、三つもありますが。
かつては、私たちのご先祖様は、他のサルとの争いに負けて森から追い出され、草原で生きていくようになった。その際、立っていると遠くが見えたとか、逃げるのに速かったから二本足になったと言われました。
その説もそれなりに納得したのですが、二本足で逃げるのと四本足で逃げるのには、そんな差がありませんよね。どちらにしても、すぐに疲れるし。直立したから、脳が大きくなったのではないでしょう。

最近有力な説は、オスがメスにあげる食料を、手に持って運んだからだそうです。チンパンジーは、メスをめぐってオス同士が争います。人類は、オスとメスが一組のペアになりました。そこで、オス同士の争いより、メスの気を引く方が重要になったのだそうです。
取っ組み合いより、貢ぎ物と挨拶です。気に入られるために、知恵も必要になります。

草原が人類を生んだという環境原因説より、オスがメスの気を引くためという社会原因説の方が、面白いですよね。
おかげで、700万年後の子孫である私たちオスも、メスのためにせっせと働いて、気に入られようとしています。男女は同権だと主張しても、生物的社会的に、オスは弱いものですわ。