第一原発と第二原発視察

今日は、東電福島第一原発と第二原発を視察してきました。

第一原発は、かつてのような服や靴下を着替え面体をつけることはなくなり、多くの場所で普通の工事現場になっています。
3号機の使用済み核燃料の取り出しが進んでいます。また、第1号機と第2号機では、燃料取り出しのための準備工事が行われています。
燃料取り出しの次に、溶け落ちた燃料の取り出しをします。これには、難しい技術と長期間の作業が必要です。

第二原発は、全く問題ない原発ですが、廃炉が決まっています。技術的には第一原発より難しくないようですが、同時に二つの原発の廃炉作業は難しいでしょう。

これから30年40年もかかる作業です。すると、作業の工程管理と共に、技術者の確保、それを管理する職員の養成が重要です。あの大事故を知らない世代に、この作業を引き継ぐことになります。
そして、作る作業は喜びがあることに比べ、壊す作業は元気が出ません。しかし、作業員の皆さんには、例のない難しい作業に取り組んでいる、世の中のためになるという意識で頑張ってもらいたいです。