原発事故被災地での営農再開

原発事故被災地では、避難指示が順次解除されています。大きな課題は、産業の再開です。働く場がないと、人は戻ってこないのです。
主たる産業であった原発は、廃炉が決まっています。地元の多くの商店は、原発を中心とした産業に支えられていました。すると、事業者に戻ってもらうことと、新しい産業を興すことが必要になります。

商工業については、経産省を中心とした、福島相双復興推進機構(福島相双復興官民合同チーム)が頑張っています。そして成果を上げています。しかし、全部の事業者が戻るわけではありません。新しい産業を呼び込むために、福島イノベーション・コースト構想を進めています。

もう一つは、農業です。農地も除染しています。戻って営農を再開している方もおられるのですが、多くの方は戻っておられません。田畑は、放置すると荒れてしまいます。市町村では、農地を集約して(まとめて借り上げて)、法人に営農をしてもらうことも進めています。
双葉町でも、農業再開に向けて、法人に協力してもらって計画を作ることにしました。6月8日河北新報「営農再開ビジョン策定へ 全町避難の福島・双葉町「舞台ファーム」と連携 販路探り具体化目指す

記事にもあるように、舞台ファームは、南相馬市小高区、浪江町でも、営農再開に協力してくださっています。楢葉町では、サツマイモについて企業が協力してくれています。ありがとうございます。