毎日新聞「論点 国家公務員の不祥事」2

毎日新聞「論点 国家公務員の不祥事」の続きです。

何人もの人から、反応がありました。
・きれいに分類してあって、わかりやすかったです。
・「坂の上の雲」ははつらつとして明るいですが、「坂の下の影」はうつむき加減で暗いですね。
・現場を見ろというのは、その通りだと思います。それは公務員だけでなく、新聞記者もです。
・もっと、厳しく後輩たちを叱ってください。

官僚が信頼を取り戻すには、「政策で勝負」し、国民や政治家から評価してもらうしかありません。政策には、「政策立案」と「施策実施」があります。その政策立案です。
具体的方法の一つとして、各局長は「所管行政について、5年後、10年後の課題と展望、そしてその実現方法を論文に書く」ことを義務づけてはどうでしょうか。
少し古くなりましたが、藤井直樹・国土交通省自動車局長(当時)が、季刊『運輸政策研究』2016年10月号に寄稿した「自動車を巡る課題―コンプライアンスと技術革新」を紹介したことがあります(自動車行政の課題、藤井自動車局長)。

官僚制の構造改革については、かつて雑誌に連載したことがあります。連載「行政構造改革-日本の行政と官僚の未来」(月刊『地方財務』2007年9月号から2008年10月号)。総理秘書官になったことで、中断しました。いずれ、私の官僚生活の集大成として、まとめたいと思っています。いつになることやら・・・。