松井忠三さん、人を使う術

日経新聞私の履歴書、2月は、松井忠三・良品計画元会長です。15日は「新人時代 現場で培った極意」です。
西友ストアに入社3年目、25歳の頃です。
・・・1975年3月、高円寺店勤務の辞令が出る。前の店と同じように学ぶことばかりの日々が続く。特にパートさんら現場を支える人たちとの信頼関係の構築にはバレー部や大学時代の学生運動、建設現場の作業員のアルバイトなどの経験がいかせた。学生運動のように自分の主張をストレートに言っても伝わらないことが身に染みていたからだ。
現場の人たちはいろいろな経験をしていて今、ここで働いている。酸いも甘いもかみわけた人たちだ。理不尽な人生を送ってきた人もいる。そんな人生の先輩に30歳前後の店長や私のような若造が、正論で頭ごなしに指示を出していてもうまくいくはずがない。私も本来の目標と違う職業・職場で働くことになったので現場の人の感情がわかるような気がしていた・・・

若い管理職に読んで欲しい内容です。