流れる時間に節をつける

時間が経つのは、早いです。先日、大型連休だと思っていたら、もう6月です。
毎日、さまざまな方が訪ねてきてくださり、昼も夜も忙しいです。休日は相変わらず、授業の準備と原稿に追われています。5月は授業以外に、3回講演に行きました。お呼びがあることは、良いこととしましょう。

「何もしないうちに5月が過ぎた」と思って手帳を見たら、結構いろんなことをしています。このような「振り返りの時間」を持たないと、時に流されてしまいますね。切れ目のない、かつ何でも流し去る「時間の流れ」。それに、竹にあるような「節」をつける。そして、意味をもたせるのは、手帳による振り返りでしょう。

大学の授業は、公共政策論と地方自治論それぞれ7回が過ぎ、折り返し点です。当初考えた計画を、少し変えて進めています。学生たちの反応と関心を見て、重点を絞っているのです。
当初から、基礎的な知識は指定した「準教科書」で学んでもらい、私の授業では重要なポイントとともに「ものの見方や考え方」をお教えしますと宣言してあります。
授業では毎回、出席カードに意見や疑問を書いてもらいます。その記述(約70人と50人分)を読むと、学生たちの反応が良いのがわかります。これはうれしいことなのですが、それに答えようとすると、ますます「今の話題」や「最新の争点」に話が進みます。すると、レジュメと資料の準備に時間がかかるのです。
教科書を読むといった授業なら、楽ができるのですが。

本屋で面白い本をいくつも見つけ、書評で気になった本をアマゾンで発注してしまい、身動きがとれなくなっています。自業自得、苦笑。