拙稿。新しい組織を作って、これまでにない課題に取り組む

月刊誌『地方財務』2015年4月号の拙稿「復興の現状と課題―未曾有の事態へどのように対応してきたのか」は、次のような構成になっています。
「第一章 5年目を迎える復興」は、復興庁資料でも公表しているとおりです。「第二章 復興庁をつくる」が、これまでにない課題にどのように対応したか、そしてそのためにどのように組織を作ったかです。
それを、「明快な目標」「効率的な組織」「関係者の理解」の3つに分けて解説しました。私の苦労の整理です。「明るい官房長講座」あるいは「明るい総務部長講座」です。新しい組織作りに悩んでおられる方や、これまでにない課題に取り組む方に、お役に立つと思います。
一 5年目を迎える復興
1 天災と原発事故、異なる復興
2 現状と課題
(1)住宅再建とまちづくり
(2)産業と生業の再生
(3)被災者の健康と生活の支援
(4)原発事故からの復興
(5)新しい東北の創造
3 今後の見通し
(1)復興の完了を目指して
(2)原発事故処理
二 復興庁をつくる
1 これまでにない課題にどう取り組んだか
(1)明快な目標=優先順位の設定と工程表の作成
①優先順位を付ける、②事態は変化する、③司令塔機能
(2)効率的な組織=組織作りと社風作り
①分担を明らかに、②縦割りと横串、官房と庶務、③現地でのワンストップ処理、④柔軟な変更、⑤職員のやる気、⑥社風をつくる、⑦上司の役割、部下の仕事
(3)関係者の理解=意思統一と国民の理解
①同じ方向を向いてもらう、②現場を知ってもらう
2 新しい取り組み、新しい手法
(1)政府が行った新しい取り組み
(2)企業やNPOとの協働