人材派遣の支援

復興庁では被災地への人材派遣の試みとして、「WORK FOR 東北」という支援事業を行っています。企業から被災地へ、4人の方の派遣が決まったので、2月28日に公表しました。 既に、個人で採用された方もおられます。
この支援の特徴は、しっかりした「お見合い」です。発災直後の泥かきや片付けなどは、元気のある方ならどなたでも歓迎でした。個人ボランティアが、活躍できます。しかし、技術の要る長期的な仕事となると、「どなたでも結構です」とはいきません。時には、応援に行った人からは「こんな仕事をするために来たのではない」「条件が違う」という不満が出て、受け入れた自治体からも「せっかく来てくれたけど、仕事に必要な技能を持っていない」といったすれ違いが生じます。
個人でも企業にも、「応援に行きたい」という方は、たくさんおられます。そこで、先に述べたような「不幸」が生じないように、間に入って「お見合い」をしてもらうのです。民間の力を活用する、新しい行政の手法だと考えています。そこで、「新しい東北」という分類に入れています。
被災地へは、さまざまな手法で職員を応援に送っていますが、少し違った角度からの支援手法です。