すごい腸の働き

人体の腸って、すごいのですね。1年間に1トンもの食べ物を、消化・吸収しています。食べ物を分解して吸収する仕組みは、直感ではわかりにくいです。肉やお米がどのようにして筋肉になったり、エネルギーに変換されるのか。
しかも、病原菌は取り込まないのです。分別する機能があります。最強の免疫器官です。人工の機械では、作ることはできないでしょうね。
腸内には、1,000種類、100兆個、1キログラムもの腸内細菌が共生していて、さまざまな活動をしています。口から肛門につながる消化器官は、人体を貫く「管」で、身体から見ると、体外です。
1億個ものニューロンがあって、第二の脳とも言われるのだそうです。ストレスがたまると下痢をします。他方、寝ている間も働いていて、「休め」と言っても休みません。
上野川修一著『体の中の外界 腸の不思議』(2013年4月、講談社ブルーバックス)に書いてありました。