宮城県視察、観光ホテル

今回は、南三陸町のホテル観洋に、泊まりました。これまでも、南三陸町に行くときには、このホテルの前を通っていたのですが、泊まるのは初めてです。沿岸部の被災地では、施設が流され、復興事業関係者で、常に宿泊施設が不足しています。で、遠慮していました。女川町にできた、トレーラーハウスの宿泊施設にも泊まってみたかったのですが、日程の関係で断念。
ホテル観洋は、244室、1,300名収容の大ホテルです。海岸の崖の上に立っていて、眺めは抜群。施設も近代的で新しいです。もちろん、地元の魚介類の食事です。失礼ながら、松島や平泉といった著名な観光地でない南三陸町に、こんな立派なホテルがあるのが、不思議なくらいです。
女将さんに、いろいろとお話を聞くことができました。このホテルも、下の階は被災したのですが、早くに再開して、復旧関係者を泊めてくださいました。大震災前は東北地方のお客さんが多かったそうですが、今や全国区になり、世界から宿泊客が来ています。町の子どもたちも、これまでは町の中しか知らなかったのに、日本中、世界からボランティアが入ってきて、視野が広がったそうです。ホテルでは、ボランティア活動支援もしています。
夜、露天風呂に入りながら、少し灯りが見える市街地を眺め、ゆったりさせてもらいました。「朝日を見ながら」とも期待したのですが、今朝から雪でした。雪はどんどん激しくなり、視察の予定を変更。
東京に着いたら、家では10センチくらい積もっていました。家の前は雪かきをしましたが、明日朝の出勤が心配です。