第一原発視察

今日は、総理のお供をして、福島県へ。第一原発に入りました。正確には、もはや原子力発電所ではなく、「元原発の事故現場・廃炉作業現場」と言った方が良いでしょう。水素爆発の跡が残る建屋や、たくさん並んだ冷却水貯蔵タンクを見てきました。
私は、4号機などの建屋には入らず、バスの中からの視察でしたが、1・2号機の建屋に近づくと、案内職員の持っている線量計は跳ね上がっていました。
私のつけていた積算線量計は、今日1日で約0.04マイクロシーベルト、年間に換算すると約0.2ミリシーベルトでした。許容値が年間100ミリ、警戒区域の解除が20ミリですから、全く問題ない数値です。
重要免震棟にある緊急時対策室では、そこに詰めている東京電力の知人に会うことができました。
前線の基地である「Jビレッジ」は、昨年4月2日に当時の菅総理とヘリで行ったことがあります。あれから、1年半がたつのですね。早いものです。あの頃はまだ緊張感のまっただ中でした。そのときに比べると、はるかに落ち着いています。
10時にJビレッジについて着替えをし、バスで第1原発へ。40分かかります。入るときと出るときに線量の検査を受け、Jビレッジに戻ってきたのが16時でした。
その後、楢葉町の除染現場や除染廃棄物の仮置き場を見、さらに、本宮市で米の全袋検査を視察。炊きたての新米のおにぎりをいただきました。おいしかったです。郡山駅で飛び乗った夜の新幹線は、車内販売がなかったので、助かりました。結局、今日の晩飯は、おにぎり2個。ダイエットできそうです(笑い)。

ところで今朝は、7時上野発の「スーパーひたち」に乗るべく、20分以上余裕を持って、6時前に家を出たのですが。地下鉄丸ノ内線が故障で止まっていて、冷や汗ものでした。この時間帯では、タクシーもつかまりそうもないので、直ちにJR高円寺駅に早足で。早朝で本数の少ない中央線が、しばらく待つと来たので、それに乗り、秋葉原経由で上野駅に。発車10分前には、着くことができました。でも、心臓に悪かったです。余裕を持って行動することは、いつでも重要ですね。