発災8か月

今日は、11月11日。3月11日の発災以来、8か月が経ちました。早いものです。
初めて被災地に入った時は、雪が残っていました。その後、視察に訪れるたびに、景色は変わっていきました。農山村を越える移動が多く、バスの窓からは季節の移り変わりが、よく見えました。たくさんの枝垂れ桜が咲き、そして田植えがあり、田んぼの稲が青くなり、稲刈りが終わりました。いまは、民家の庭では、柿の木がたくさんの実をつけて、黄色に輝いています。山々も、色づき始めました。
津波被害地でも、がれきが片付き、道路が復旧し、仮設の商店が営業を始めています。町中でも、着実に景色が変わっています。もっとも、街並みの復旧は、まだまだです。そして、原発事故被害地では、まだ住民が戻ることもできません。
私たちの仕事も、緊急援助物資の手配から始まり、避難所の環境改善、生活情報の提供、仮設住宅や借り上げ住宅の手配、生活再建の支援という被災者支援から、街の復旧と復興支援に移っています。
避難所や仮設住宅では、寒さ対策から始まり、暑さ対策に移り、現在はまた寒さ対策を考えています。