被災者支援本部の取組

日にちとともに、被災地や避難所の状況が変わり、私たち支援本部の仕事も変わってきています。「現地の課題と支援本部の取組(分類)」を更新しました。インターネットは便利ですね。このようにホームページに載せることで、各府省、関係者、地方自治体の方に、何が課題で政府は何に取り組んでいるかを、簡単に知ってもらえます。

また今日は、自治体や避難所の方の協力を得て行っている、「3県の全避難所の実態把握(要支援度把握)」の、第1回集計ができました。対象となった約1,000か所のうち、回答が得られたのは約3割です。条件の厳しい地区の避難所からは、回答を得られなかったのではないかと、推測しています。
多くの避難所で、生活環境は改善しつつありますが、なお一部に厳しい避難所があることもわかりました。例えば、未だに電気・ガス・水道が来ていないところ、温かい食べ物が無いところ、1か月経ってもお風呂にはいることができていないところなどです。市町村役場や県庁には、このような厳しい避難所への対策を強化していただくことを、期待しています。
避難所の運営は、一次的には市町村の仕事であり、それを県が支援します。国が、今回のような実態把握を行うことは、初めてのようです。しかし、今回の震災の被害は大きく、市町村役場や県庁の手が回らないこともあるので、国が乗り出しました。現地でなるべく負担にならないように、記入様式は極めて簡単にしました。