6回目の授業・社会はこうなっている

今日は、第6回目の授業。早いもので、もう春学期の折り返し点です。今日も、厚生労働省と総務省から提供してもらったパンフレットを配って、官庁の仕事を解説しました。厚労省の仕事は、健康・福祉・労働という行政サービスが主なので、学生にわかりやすいです。一方、総務省の仕事は、国と地方の行政機構の設計管理で、理解しにくいでしょう。放送通信分野は、わかりやすいですが。
授業は官僚制の問題に入っているので、民間企業・国家公務員・地方公務員を対比して、どのような人生を送るか、裏話を交えてお話ししました。教科書にも、リクルートパンフレットにも書いていないことです。職階性のピラミッドは、官であれ民であれ上にいくと(歳を取ると、出世すると)、三角形になっているが、そこに収まらない人はどうなるか。職場での見えない女性差別。ライフステージと服装、仕事人間の末路などなど。
前途洋々の学生さんたちにとって、少し幻滅することもお話ししましたが、これが実社会です。岡本講師の「実は、社会はこうなっている」講義でした。慶応大学でも、ほかの授業では聞けない話だと思いますよ。ためになりますねえ。(いつものように、自画自賛)。来週は、早慶戦で休講です。