給与

記者さんとの会話。
記者:先日、HPに、法学部生が官僚より外資系企業を選ぶと書いておられましたよね。
全:うん、新聞記事を基にね。
記:昨日の日経新聞に、主要企業の取締役報酬が一人当たり6,000万円、退職金除きで4,800万円と出てましたよ。今年の経済財政白書では、3,000万円を超えたと書いてありました。取締役って、官庁では審議官や局長でしょ。で、いくらくらいですか。
全:審議官で1,500万円くらい、次官で2,000万円くらいかな。
記:かなり、差がありますね。
全:新聞の数字は、大手企業だろ。公務員の給与は、民間の平均を基にしているからね。また、民間は好不況の波があるし、公務員は倒産がないという点もある。
記:でも、大学時代の友達って、みんな大企業に就職したんでしょ。
全:確かに。大学時代の友達と比べると、こんなに差があるとは知らなかった。就職時に、給与は低いとは思っていたけど、気にならなかった。国のために働くんだと。
記:こんな数字を見たら、学生は公務員になりませんよ。岡本さんが、いくら「お国のため」なんて言っても。それに、官民交流も、民間の人が公務員になろうなんて、思わないでしょうね。給料が半分になっても、公務員になろうという人は少ないでしょう。
全:そういう影響もあるか。でも、公務員の給与は民間に準じるから、民間が上がれば公務員も上がるよ。
記:まあ、そうですがね。こんな話は、HPに書かない方が良いですよ(笑い)。
全:それじゃあ、「真実を伝えない××新聞」じゃないか。ところで、おたくの社は、どうなんだい。
記:あ。今日は、これで失礼します。