米国まめ日記7

ゴルフその2:PGAツアー観戦
 先月に続いてゴルフの話で恐縮ですが、6月5日から8日にかけて、ワシントンで、PGA(Professional Golfers’Association)のFBRキャピタル・オープンが開催されました(ただ、正確には、開催されたのはメリーランド州ですが)。このツアー、昨年まではケンパー・オープンという名前だったのですが、今年からスポンサーを変え、再登場いたしました。ちなみに、ケンパー(Kemper)というのは保険会社、FBR(Friedman, Billings, Ramsey Group, Inc.)というのは投資銀行です)。どちらも儲かっていそうですね。
 今までゴルフというものは「自分でやるもの」という意識が強く、「見て楽しむもの」という意識はなかったのですが、①キャピタル・オープンが開催されるゴルフ場が”Avenel TPC”という私の家から車で5分くらいのところにあるゴルフ場であるということ(でも実際には、シャトルバスでアクセスしたため、到着するまで1時間ほどかかりましたが・・・。)、②タイガー・ウッズは出場しないものの、フィル・ミケルソン、デービス・ラブなどのビッグ・ネームが出場するということもあり、「はじめてのプロゴルフ観戦」に出かけてみました。
 当日は、日本からも田中秀道、横尾要等が出場しており、はじめは、早い時間スタートの彼らについて見ていました(ビッグ・ネームは遅い時間から登場するものなのです。)。日本人プロについている観衆はとても少なく(ということで我々もかなりの「通」に見られたに違いありません。)、「これではあまりその辺のゴルフコンペと変わらないのでは・・・」と思うほどでした。
 一方、午後スタート組には、多くの観衆が集まっていました。まず、お目当てのフィル・ミケルソン、デービス・ラブ等の組についたのですが、観衆の数、質(掛け声等)とも、さすがアメリカと思わせるものでした。そして、そのプレーにも感動しました。まずドライバーの飛距離からして違います。先に見た日本人とドライバーの飛距離で30ヤードほどの差があるという感じでしょうか。この人たちと戦わなければならない日本人選手は大変でしょう、きっと。
 上記の組を6ホールほど追いかけた後、チャールズ・ハウエル(キャロウェイと契約している若手ゴルファー。かっこいい)、リッチ・ビーム(昨年の全米プロ優勝者)&イエスパー・パーネビック(ゴルフ界のファッションリーダー。超かっこいい)組について回りました。この組み合わせを確認したときから、”この組はいいっ”と思っていたのですが、やはりついていた観衆の数もこの組が一番多かったようです。みなさん見た目もかっこいいのですが、プレーもそれはそれは”男前っ”でした。
 最後に、当日、最小スコア(62)を出したデビット・デュバルを見て、初めてのゴルフ観戦を終えましたが、ゴルフ、見るものなかなかいいものだと思わせるものでした。